1995年、GUCCIの創業者の孫にあたるマウリツィオ・グッチが何者かにより銃殺される。
犯人の特定が難航する中、犯行を指示した驚きの黒幕とは?
目次
ハウス・オブ・グッチ
公開日
2022年1月14日
原題
House of Gucci
上映時間
159分
キャスト
- リドリー・スコット(監督)
- レディー・ガガ
- アダム・ドライバー
- ジャレッド・レト
- ジェレミー・アイアンズ
- ジャック・ヒューストン
- サルマ・ハエック
- アル・パチーノ
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー
世界的な大ブランドGUCCIの始まりから終わりまでの物語。
グッチ一族に嫁いだパトリツィアは、旦那であるマウリツィオとともにGUCCIの経営を行う。
一族の陰謀に巻き込まれながらも、彼女はGUCCIをより大きなブランドにするため様々な問題へと立ち向かっていく。
レディ・ガガとアダム・ドライバーをはじめ、豪華俳優陣の演技合戦が凄まじい。
GUCCIの気品あるアイテムに囲まれながらも、一族たちはしたたかで強欲だった。
パトリツィアは嫁いだ身なので、グッチ家にとっては「 よそ者 」だ。
最初は純粋な思いでグッチ家の跡取りとなるマウリツィオを支える妻となるはずだった彼女は、少しずつ歯車が狂い始める。
どんな人間も欲を前にすれば従順だと思う。
おかしいと感じることでも麻痺してしまい、どんどんと突き進んでしまうのが人間だ。
それを体現しているのがパトリツィアだった。
鑑賞中は、テレビ番組の「 世界まる見え 」を見ている感覚に近かった。
今GUCCIの上層部の中にグッチ家の人間はいないという。
文字通りの破綻だ。
でもそこに至るまで何が起こったのか、この作品の中には始まりと終わりが詰まっている。
自分を客観視することの大切さをこの作品を通して学んだ。
まとめ
アカデミー賞ノミネートや、賞レースを席巻している豪華な俳優陣が集結している唯一無二の作品だ。
今年のアカデミー賞も盛り上げてくれることを期待したい。