【 涙腺崩壊 】絶対泣ける映画6選、ストレス解消にもおすすめ!

当ページの画像はIMDbまたは公式サイトより引用
  • URLをコピーしました!

文・ライター:リリヲ

現代人が抱える永遠のテーマ、ストレス。

それを解消する手段として映画はとても手軽で有効です。

スカッとする、笑える、ハッピーな映画を見るのがメジャーラインですが、今回筆者がおすすめしたいのは「 涙活 」

たくさん泣いて、溜まったストレスや毒素を全部吐き出しちゃおう!という方法で、結構スッキリするんです。

そんなわけで、今回は感情をビビッと刺激する、泣ける映画を6本ご紹介します。

目次

おすすめ作品6選

  • 悲しみよりもっと悲しい物語(2010)
  • 愛しのアイリーン(2018)
  • 君の名前で僕を呼んで(2017)
  • 唐山大地震(2010)
  • 私の中のあなた(2009)
  • 7番房の奇跡(2013)

悲しみよりもっと悲しい物語(2010)

©More Than Blue

原題(英題)

More Than Blue

公開日

2010年2月27日

上映時間

105分

キャスト

  • ウォン・テヨン(監督)
  • クォン・サンウ
  • イ・ボムス
  • イ・ボヨン

考察レビュー

個人的「 涙活映画No.1 」はやはりクォン・サンウ主演の「 悲しみよりもっと悲しい物語 」

だって「 悲しみよりもっと悲しい 」ですよ。

韓国お得意のたたみかけに負けないよう気合いを入れて見たのですが、こちらの防御を遥かに上回るたたみかけ&どんでん返しのフルコンボに完全ノックダウンです。

高校時代から友達以上恋人未満の関係で寄り添いながら生きてきたケイとクリームでしたが、病に侵されたケイはそのことを隠し、クリームを生涯守ってくれる結婚相手を探そうとするすれ違いラブストーリー。

ここにクリームの結婚相手・ジュファンが加わり、それぞれが相手を想う気持ちを貫いた結果、どんどん悲しい展開に。

でも、これだけ誰も救われず、喉に小骨が刺さったような感覚になるのに、なぜだか心が温かくなる物語なのです。

それは、三者が想いを秘めたままではあるけれど、お互いを想い合う気持ちは強固で揺るぎないものだと痛いほど伝わってくるから。

そして、時間軸や伏線が細かく張り巡らされていて、それがどんでん返しターンのときに次々明かされていくのがもう見事で!

号泣し続けた1回目を終えてすぐに2回目を見たくなること必至!

2018年に台湾で公開されたリメイク版も、本国映画興行収入1位(2018年)を記録し社会現象を巻き起こしています。

愛しのアイリーン(2018)

©愛しのアイリーン

公開日

2018年9月14日

上映時間

137分

キャスト

  • 吉田恵輔(監督)
  • 安田顕
  • ナッツ・シトイ
  • 河井青葉
  • ディオンヌ・モンサント
  • 福士誠治
  • 品川徹
  • 田中要次
  • 伊勢谷友介
  • 木野花

考察レビュー

心も体も抉る描写にファンが多い吉田恵輔監督が、デビュー当時から「 最も影響を受けた漫画 」と語り、映像化を熱望していた作品「 愛しのアイリーン 」

地方都市の過疎化、閉塞感、差別、偏見、外国人妻との偽装結婚など日本の暗澹たる側面を織り込みながら、フィリピンで嫁を買った42歳の岩男、買われたフィリピンの少女・アイリーン、岩男の母・ツルが織りなすラブ&バイオレンスです。

ラブストーリーなのだけど、岩男の母・ツルが受け持つラブの容量が大きすぎるので3人の愛憎ラブストーリー。

3人それぞれの愛し愛されたい形が違っており、一方通行のはずなのに、その想いが溢れすぎて化学反応を起こす瞬間が何度もあり、号泣。

演技アプローチが違う3人の主演がまさに名演で、安田顕と岩男の見た目は全く違うのに「 漫画の岩男だ! 」と思えるし、ツルを演じる木野花の人間の表情を超越したラストの咆哮は、岩男への愛がスパークしまくっており、また号泣。

前半は笑っていたのに後半はどんどん切なく、歪な愛が積み重なり、見事に昇華させています。

吉田監督の容赦のなさの中にある登場人物への愛ある眼差しが、見えない“ 愛 ”という感情を純度100%まで突き詰め、美しく結晶化させている名作です。

君の名前で僕を呼んで(2017)

©Call Me by Your Name

原題(英題)

Call Me by Your Name

公開日

2018年4月27日

上映時間

132分

キャスト

  • ルカ・グァダニーノ(監督)
  • アーミー・ハマー
  • ティモシー・シャラメ
  • マイケル・スタールバーグ
  • アミラ・カサール
  • エステール・ガレル
  • ビクトワール・デュボワ
  • バンダ・カプリオーロ
  • アントニオ・リモルディ
  • アンドレ・アシマン
  • ピーター・スピアーズ

考察レビュー

北イタリアの避暑地で出会った17歳のエリオと24歳の大学院生・オリヴァーのまばゆく切ないひと夏の初恋を描いた映画「 君の名前で僕を呼んで 」

日本での公開当時、“ ディカプリオの再来 ”と言われたティモシー・シャラメの美しさもあり、ミニシアターを中心に連日完売を記録した作品です。

80年代初頭の、終わりが見えている恋物語なので、2人の気持ちが通じ合ってからは、伝えるより確かめるより募る想いの方が速く、切なさで胸が潰れそうに。

2人の気持ちを一緒に追体験しているかのような緻密さで、最高にハッピーなのに泣きたくなる、不安定な初恋の醍醐味が溢れんばかりに描かれています。

北イタリアの夏の美しさとシャラメの繊細さ、アーミー・ハマーの完璧ボディも相まって、なんという甘美さ!

17歳のエリオが初恋を通し受け止めきれない切なさと相手への愛と感謝を同時に持てるというのは本当に稀有な経験で、エリオの父の言葉で、エリオという少年がどうしてエリオでいられるのかがストンと納得でき、号泣させられました。

スティアン・スティーヴンスが担当した楽曲も最高で、聴く度に一気に北イタリアの避暑地に引き戻されます。

気持ちが通じれば通じるほど加速して、触れ合えば触れ合うほど切なさで胸がはち切れそうになる、いつまでも届いた気がしない恋を知る方におすすめの珠玉の青春映画です。

1 2

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

Official Note

目次