今回はコメディ作品の隠れ名作を紹介します。
アマゾンプライムなどでも試聴可能ですので、是非チャレンジしてみましょう。
タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
あらすじ
休暇を過ごすべく山小屋を訪れた中年男2人。彼らは、その風貌と妙な偶然が原因で、キャンプに来ていた若者たちに殺人鬼と勘違いされる。なおも偶然は重なり、誰も殺人はしていないのに続々と死人が出る事態となる。
公開日
2012年2月11日
上映時間
89分
キャスト
- イーライ・クレイグ(監督)
- アラン・テュディック(タッカー)
- タイラー・ラビーン(デイル)
- カトリーナ・ボウデン(アリソン)
- ジェシー・モス(チャド)
予告編
考察・感想レビュー
好きだった点
負傷した箇所を取りあえずビールかけて直すシーンがじわじわ来ました。
嫌いだった点
メインのキャラクター以外の作り込みが浅いように感じました。
見どころ
フリとオチがしっかりしていて、前半の伏線をしっかり後半で回収している点が素晴らしかったです。
普通に生活をしているだけの中年のおっさんが、中二病の若者に勘違いされたせいで、どんどん悪循環に陥っていく様子が笑わずにはいられない作品です。
見る人によってはアンジャッシュのコントに近い雰囲気を感じるのではないでしょうか。
大学生の死に方がかなりグロいのですが、コメディ要素が強過ぎて不謹慎ながらも笑ってしまいます。
そんな死に方あるかよってツッコミたくなるレベルですね。
アリソンとデイルが自己紹介し合う中で距離を縮めるチャンスをくれているにも関わらず、
アリーと言い掛けて最後にソンを付けるデイルのシャイなキャラクターにもどかしさを感じますが、徐々に打ち解けていく感じは恋愛作品そのものでした。
デイルという自分に自信が持てない太っちょと、幼い頃からデイルをいつも励ます親友のタッカーとの絆は、
コメディでふざけまくっている作品の中に一本芯を入れた感じがして最後はウルっときました。
タッカーがデイルに自信を持たせるために、過去のエピソードで2人が勝負した時に、タッカーが負けたのは手を抜いたのではなく、
デイルの実力だったんだよと暴露するシーンはコメディでなければ泣いている人も多かったはず。
最後にアリソンとデイルが結ばれるシーンはキュンキュンしました。
人は見た目じゃないとまでは言いませんが、世の中の太っちょに勇気をもたらしてくれます。
まとめ
めちゃくちゃ面白かったですね。
主人公の2人が一切手を下さずに、他のキャラクターが勝手に死んでいくという設定は斬新でした。
隠れコメディの名作と言ってもいいのではないでしょうか。
まだまだ隠れ名作が眠っているかもしれません。
このような作品があるからアマゾンプライムは油断ならぬ。