【 人生に悩んだときに見たい 】勇気をくれる感動映画4選

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文・ライター:リリヲ

人生には幾度か、私たちの運命を変える岐路が訪れます。

そのときに勇気を出せるかどうかで、人生の行方が決まります。

その岐路が訪れたとき、

「 もう少し勇気があれば 」「 誰かに背中を押してほしい 」

そう思うことはありませんか?

そんなシーンにピッタリな、人生を豊かにしてくれる、勇気がもらえる映画を4本ご紹介します。 

目次

おすすめ作品4選

  • ワンダー 君は太陽(2017)
  • グレイテスト・ショーマン(2017)
  • Everybody’s Talking about Jamie ジェイミー(2021)
  • 余命10年(2022)

ワンダー 君は太陽(2017)

©Wonder

原題(英題)

Wonder

公開日

2018年6月15日

上映時間

113分

キャスト

  • スティーブン・チョボウスキー(監督)
  • ジュリア・ロバーツ
  • ジェイコブ・トレンブレイ
  • オーウェン・ウィルソン
  • マンディ・パティンキン
  • ダビード・ディグス
  • イザベラ・ビドビッチ
  • ダニエル・ローズ・ラッセル
  • ナジ・ジーター
  • ノア・ジュプ
  • ミリー・デイビス
  • ブライス・ガイザー
  • エル・マッキノン

考察レビュー

「 ルーム 」(2015)のジェイコブ・トレンブレイが、トリーチャーコリンズ症候群を持つ少年を演じた本作。

幼い頃から27回もの手術を繰り返し、学校へ行くことが叶わなかった少年・オギーが、5年生で初めて学校へ入学することで巻き起こる、オギー一家の奮闘と彼らを取り巻く人々の成長を描いたハートフル・ストーリーです。

はじめは怪物扱いしてくる学友によるいじめや偏見の目に耐えられず、心が折れそうになるオギーでしたが、家族のオギーを信じる心が盾と勇気となり、オギーは再び歩み出します。

オギーの母とオギーの決意「 前へ進むことを諦めない 」。

幼い我が子を持つ親にとって、小学生のオギー自身にとって、これがどれほど勇気のいることか、かつて子どもだった、そして今、誰かの親である方々にはよく理解できるのではないでしょうか。

家族という最初のコミュニティが一人の人間の勇気を生み出し、正しさよりも優しさを選ぶ、争うよりともに手を繋ぐことを選ぶ彼らの姿に、世界のあるべき姿を見ることができるでしょう。

本作と対をなすもう一つの物語「 ホワイトバード はじまりのワンダー 」(2024)も、同じく勇気をもらえる胸アツ映画なので、あわせてのご鑑賞をおすすめします。

グレイテスト・ショーマン(2017)

©The Greatest Showman

原題(英題)

The Greatest Showman

公開日

2018年2月16日

上映時間

105分

キャスト

  • マイケル・グレイシー(監督)
  • ヒュー・ジャックマン
  • ザック・エフロン
  • ミシェル・ウィリアムズ
  • レベッカ・ファーガソン
  • ゼンデイヤ
  • キアラ・セトル
  • ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
  • ナターシャ・リュー・ボルディッゾ
  • ポール・スパークス
  • サム・ハンフリー
  • エリック・アンダーソン
  • バイロン・ジェニングス
  • ベッツィ・アイデム

考察レビュー

19世紀に実在した伝説の興行師にして“ サーカスの創始者 ”P.T.バーナバス(以下、バーナバス)をモデルにした 本作。

「 ラ・ラ・ランド 」(2016)の挿入歌の数々を手掛けた名コンビ、B・パセックとJ・ポールが楽曲を担当し、世界興収4億3千ドルを突破した大ヒットミュージカル映画です。

実業家でもあったバーナバスはさまざまな事業に手を出しては失敗し、フリークスたちを集めたサーカス興行を思いつきます。

それは髭の生えた女性や小人症の人、巨人や全身刺青男、身体の繋がった双子など、いわゆるマイノリティに属し、世間から激しい差別や偏見の目を向けられていた人々でした。

バーナバスは、そんな彼らの輝ける長所を見出し、奇想天外だけど爆発的なパワーと魂が込められたショーを次々と大成功させていきます。

全楽曲とダンスが最高を極めていて、自分に自信のなかった彼らが、夢と光、そして輝ける場所を目指し、団結し、雪の中を力強く前進していくシーンは、まるで「 レ・ミゼラブル 」のマリウスの決起シーンのようで武者震いが止まりません!

なかでもキアラ・セトルが歌う「 This is Me 」は本作の核となる楽曲となっており、胸いっぱいで涙腺崩壊間違いなし。

内容もそうですが、最高の映画は明日からも頑張ろうと元気が湧いてくる人生賛歌そのものです。

バーナバスが設立した「 リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス 」も2023年に復活し、今も世界中を回り続けているので、こちらも機会があればぜひ本物を見てみてはいかがでしょうか。  

Everybody’s Talking about Jamie ジェイミー(2021)

©Everybody’s Talking About Jamie

原題(英題)

Everybody’s Talking About Jamie

公開日

2021年9月17日

上映時間

115分

キャスト

  • ジョナサン・バターレル(監督)
  • マックス・ハーウッド
  • サラ・ランカシャー
  • ローレン・パテル
  • ショブナ・グラティ
  • ラルフ・アイネソン
  • アディール・アクタル
  • サミュエル・ボトムリー
  • シャロン・ホーガン
  • リチャード・E・グラント

考察レビュー

実話を基に描かれた本作は、Amazonオリジナル作品。

イギリスBBC放送によるドキュメンタリー番組をベースにした大ヒットミュージカルの映画化で、日本でも舞台化され大ヒットを記録している作品です。

16歳の男子高校生・ジェイミーの夢はドラァグクイーンになることと、高校のプロムに本来の“ 自分らしい ”格好で参加すること。

母親から真っ赤なハイヒールをプレゼントされたことをきっかけに夢に向かって邁進するジェイミーですが、ジェイミーらしさを受け入れられない父親、町の古い慣習、周囲からの差別、さまざまな困難がジェイミーの前に立ちはだかります。

果たしてジェイミーは夢を叶えプロムの場に立つことができるのでしょうか?

本作はドラァグクイーンものにありがちなドタバタ劇がなく、16歳のジェイミーの繊細な感情に丁寧に寄り添った秀作です。

ジェイミーは夢を目指す過程で、ドラァグクイーンの先輩、ロコ・シャネル(本名:ヒューゴ)と出会い、自分が今立っていられる場所は、数多くの先人たちが勇気を出して先陣を切り、闘ってきた証なのだと知ります。

そして、自らも「 (ドラァグクイーンに)なりたいんじゃない、ならなければダメなんだ 」と闘うことを決意します。

先人たちの勇気が次の世代へ受け継がれ、セクシャル・マイノリティの世界を広げていく。

勇気は広がり、世界を変えていくのです。

パンデミックの影響でAmazonでの公開となってしまいましたが、本来は20世紀スタジオ配給で劇場公開される予定だった本作。

今からでも劇場公開してほしいくらいおしゃれでダイナミックでスタイリッシュなミュージカルとなっているので、できるだけ大画面での鑑賞をおすすめします。

大人が並べた困難を手に取り合って乗り越えようと常に前進し続けている子どもたちの、逞しさと清らかさに温かな涙が溢れる、道に迷ったときに踏み出すきっかけになる1本です。

余命10年(2022)

©余命10年

公開日

2022年3月4日

上映時間

125分

キャスト

  • 藤井道人(監督)
  • 小松菜奈
  • 坂口健太郎
  • 山田裕貴
  • 奈緒
  • 井口理
  • 黒木華
  • 田中哲司
  • 原日出子
  • リリー・フランキー
  • 松重豊

考察レビュー

70万部突破の大ヒット同名小説を監督・藤井道人×脚本・岡田惠和のヒットメーカーが映像化した本作。

数万人に1人という不治の病を患い、「 余命10年 」と宣告された20歳の茉莉。

余命を知ってからの茉莉は、生きることに執着しないよう、恋だけはしないと決めていましたが、あるとき、かつて同級生だった和人と再会。

この再会をきっかけに惹かれ合っていく2人でしたが、和人との時間を重ねるたびに失われていく残された時間を感じ、茉莉は苦しみ…。

全てを知ってなお、茉莉といたいと願った和人でしたが、刻々と時間が失われていくなかで、2人が最後に選んだ道とは?

かけがえのない今日を生きる全ての人へ贈るラブストーリー。

劇中、「 余命10年って笑っちゃうよね。長いんだか、短いんだか 」という茉莉の台詞がありますが、これが言い得て妙。

言い方はアレですが、“ 10年 ”はちょうどよいタイムリミットだと思うのです。

やりたいことを全てやりきり終活を終えるには足りないけれど、大抵のことは始められる。

人は人生が有限だと知っているはずなのに、やらなければならないことを先延ばしにしがちです。

その中には、人生が今終わってしまうと、とても後悔するだろうことも含まれているはず。

人生の価値を感じながら、生きたいと願うほど幸福で濃密な時間を過ごせることは、誰もが経験できることではありません。

もし、自分の余命が10年だったら?

大抵のことは動き出せるはず。

どんなことでも始められる勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

誰とどこでどんな時間を過ごすのか、誰もが死が遠い世界の話ではなくなった今、自らの人生の価値を知り、動き出す力が湧いてくる作品です。

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