ジヌよさらば かむろば村へ(2015)

公開日
2015年4月4日
上映時間
121分
キャスト
- 松尾スズキ(監督)
- 松田龍平
- 阿部サダヲ
- 松たか子
- 二階堂ふみ
- 片桐はいり
- 中村優子
- 村杉蝉之介
- 伊勢志摩
- オクイシュージ
- モロ師岡
- 田中仁人
- 宍戸美和公
- 近藤公園
- 荒川良々
- 皆川猿時
- 松尾スズキ
- 西田敏行
考察レビュー
劇団「 大人計画 」の座長・松尾スズキ監督を中心とした大人計画な笑いの連続に劇場が揺れた本作。
片田舎の小さな村“ かむろば村 ”に流れ着いたお金恐怖症の青年・タケの来訪をきっかけに、穏やかだった村の秘密が暴かれ、きな臭い騒動が巻き起こり、タケも騒動の渦中に巻き込まれていきます。
果たして、ジヌ(方言)=お金を使えないタケの生活の行き着く先とは?
主演の松田龍平と監督の松尾スズキの再タッグは、「 恋の門 」(2004)以来。
松田や大人計画の松尾スズキ、阿部サダヲよりも濃いキャラクターが次々登場し、まるで舞台を見ているかのよう。
5秒に1回笑いが来るペースで「 そこで笑いは来ないだろう 」というシリアスな場面でも、まさかの変顔とかド直球の笑いがいきなりブッ込まれるので、飲食なしでの鑑賞をおすすめします(吹き出すから)。
原作漫画のエピソードをぎゅうぎゅうに詰め込んでおり、まだまだおもしろいエピソードがありそうなので、原作を読んでみたくなります。
タケのお金恐怖症は銀行員時代のトラウマで深刻なのですが、そこをあえてライトに笑いに変えてみせるのは、松尾×松田コンビの成せる技。
クドカンこと宮藤官九郎作品が好きな方は、クドカンの師匠・松尾スズキワールドもぜひご覧あれ。
テッド(2012)

原題(英題)
Ted
公開日
2013年1月18日
上映時間
106分
キャスト
- セス・マクファーレン(監督)
- マーク・ウォールバーグ
- ミラ・クニス
- セス・マクファーレン
- ジョエル・マクヘイル
- ジョバンニ・リビシ
- パトリック・ウォーバートン
- マット・ウォルシュ
- ジェシカ・バース
- ノラ・ジョーンズ
- サム・ジョーンズ
- トム・スケリット
- ライアン・レイノルズ
考察レビュー
コメディアンや声優として活躍してきたセス・マクファーレン監督によるR15指定コメディー映画。
誰もが幼い頃に夢見た「 ぬいぐるみと喋りたい 」が叶ってしまったため、35歳にして未だピーターパン症候群な主人公・ジョンと、ジョンとともに成長し、見た目のかわいらしさとは裏腹に中身はすっかり中年不良グマとなってしまったテッド。
そして、大人の男になり損ねた2人となぜか4年も付き合っているジョンの彼女・ロリー。
そんな3人が巻き起こす恋か?友情か?という究極の選択バトルに、テッドを狙う悪人まで登場し、ジェットコースター級に目まぐるしい展開に。
冒頭からかわいい&笑えるシーンの連続で、笑って泣いてハラハラドキドキして、感情が忙しいです。
コメディシーンでは本気の効果音やCGにマーク・ウォールバーグとミラ・クニスが振り切ったコメディー演技を披露していて最高!
ラスト1秒まで「 ありえない! 」と叫んでしまう、お子さんNGの大人のためのファンタジー。
2015年には続編が公開され、ミニドラマも作られているのであわせてご覧ください。
ラットレース(2001)

原題(英題)
Rat Race
公開日
2002年1月26日
上映時間
112分
キャスト
- ジェリー・ザッカー(監督)
- ローワン・アトキンソン
- ジョン・クリーズ
- ウーピー・ゴールドバーグ
- キューバ・グッディング・Jr.
- セス・グリーン
- ジョン・ロビッツ
- ブレッキン・メイヤー
- エイミー・スマート
- キャシー・ナジミー
- ラナイ・チャップマン
- ビンス・ビーラフ
- デイブ・トーマス
- ポール・ロドリゲス
- ウェイン・ナイト
考察レビュー
6組の男女が賞金目当てにラスベガスからニューメキシコまで、ルール一切なしのガチ勝負を繰り広げるこの映画。
「 天使にラブ・ソングを… 」(1992)のウーピー・ゴールドバーグや、“ Mr.ビーン ”ことローワン・アトキンソンら大御所たちが振り切ったやりすぎコメディー演技でレースを駆け抜ける!
なぜ参加したんだ!と突っ込みたくなる、移植用心臓を運搬途中のザックや、ロケットカー(ロケット並みのスピード)で一気に抜きん出ようとするメリル&ヴェラコンビ、お約束の衝撃事故に遭うローワン演じるエンリコなど、欲にまみれた人々が次々とありえない事故に巻き込まれ…
果たして、生き残りゴールにたどり着くのは?
ちなみに筆者のお気に入りは、人間の欲に巻き込まれ、気球で空を舞う牛とその後の展開(笑)
頭をからっぽにして「 ありえない! 」と叫びながら、大笑いするための迷作です。