サメ映画強化週間でございます。
前回は、サメ映画「 ロスト・バケーション 」を紹介しました。
今回も引き続きサメ映画「 海底47m 」をレビューしてみます。
結論から言いますと、良作。
海底47m
あらすじ
海中の檻に入り、その中からサメを鑑賞するアクティビティを楽しむ姉妹。しかし、事故により檻が水深47mの海底へ沈下してしまう。酸素欠乏、潜水病、サメの脅威。最悪のシナリオを突きつけられ、姉妹は決死の脱出を試みる。
公開日
2017年8月12日
上映時間
90分
キャスト
- ヨハネス・ロバーツ(監督)
- クレア・ホルト
- マンディ・ムーア
予告編
公式サイト
感想レビュー
好きだった点
前回に紹介した「 ロスト・バケーション 」とタイプの違う作品。
海中を舞台に繰り広げられるパニックホラーでして、大自然の中で「 人間は無力なのだ 」と感じさせられる作品でした。
生態系の頂点に立つ人間、マジで海中での戦闘力0です。
そしてサメ、戦闘力リアルに53万。もはやフリーザ。
しかもサメの歯あるじゃないですか、あれって抜けてもピッコロみたいにニョキッと再生するんですよ。
陸での生態系頂点は人間ですが、海での頂点はサメです。
嫌いだった点
欲を言えばサメをもう少し登場させて欲しかったですね。
見どころ
とにかく海の怖さを実感できる点。
僕は韓国に住んでいた頃に、釜山でシャークダイビングを体験したことがありました。
友人はノリノリで「 早くサメみようぜ!YO!」みたいなノリだったのですが、チキンの僕は潜ったはいいけど呼吸ができなくなりリタイアしました。
なので、死んでもシャークダイビングやバンジージャンプなどはしません。
これが本当に起きたならば冷静になれる人間が果たしてどれほどいるのでしょうか。
印象に残ったシーン
酸素メーターが0になる直前、船から予備の酸素ボンベが届いてギリギリセーフでボンベ取り替えに成功するのですが、
2度目の酸素ボンベを使うと窒素中毒になる可能性が高くなり、中毒症状になって幻覚が見えたりしてしまうんですよね。
最終的に主人公は救助されるんだけど、その直前の救助シーンが実は幻覚だったというシーンは◎◎
考察・疑問点
窒素酔いとは?
一般的に水深30m前後から窒素酔いになる可能性あると言われています。
この窒素酔い自体はそれほど危険ではなく、危険なのは窒素酔いに陥ることにより、海中で正常な判断ができなくなることです。
映画を見たら分かると思いますが、予想外の展開であれだけパニックになって、さらに窒素酔いとなるともはや助かる見込みは限りなく0でしょう。
潜水病とは?
一般的なダイビングで使われるボンベの空気は約80%が窒素で構成されています(残りは酸素)
海中に潜るにつれて身体に窒素が蓄積されていきまして、一定数の窒素が身体に残った状態で浮上してしまうと、蓄積された窒素が血液と細胞内に気泡となって血管組織を傷つけてしまいます。
劇中で「 急いで浮上すると窒素が気泡になって死ぬぞ 」と言ったのはその理由からですね。
潜水病を防ぐ方法は、「 ゆっくりと減圧しながら浮上する 」=「 身体に気泡を発生させない 」こと。
耳抜きの種類(ダイビング)
この映画のように急速に落下した場合、普通は鼓膜が破れていると思いますが(笑)
耳抜きの方法は3種類あります。
- バルサルバ法(最も一般的)
- フレンツェル法(耳に優しい)
- トインビー法(簡単)
①は、鼻を手でつまみながら口を閉じて、鼻に空気を送りこむ方法。
②は、鼻をつまんで舌奥を上に持ちあげる方法。
③は、鼻をつまんで唾を飲み込む方法。
水中で会話はできるのか?
フルフェイスマスクを装着することにより会話は可能です。
ケイトは助かったのか?
ケイトはサメにやられて死亡。
助かったと思いきや、それは窒素酔いによる幻覚でした。
リサは最終的に救助されました。
まとめ
僕もダイビング経験はありまして、シャークダイビングも経験しました。
もう2度とやらないと思いますが(笑)
終盤で救助が来てケージが引き上げられるのですが、感極まったケイトとリサは水中までの距離をカウントダウンするんですよ。
僕は友人にこの映画を紹介する時に「 年越しカウントダウン面白いから注目してね 」と言っています。
もう年越しカウントダウンばりに2人ともカウントするわけですよ。
サーティファイブ!(35)
サーティーフォー!(34)
サーティースリー!(33)
サーティーツー!(32)
ワイヤーブチっ。
ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!!!(再度落下)
めちゃくちゃ笑いました。
今作は90分という適度な尺なので、飽きずに見ることができますね。
次回は、他のサメ映画を紹介していきたいと思います。
サメ最高!