こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿レビューです。
イジメで同級生を殺してしまった男子中学生。
しかし、彼は不処分となってしまいます。
そんな殺人を許された少年と、彼に関わる社会を描いた問題作。
こんなにザワザワした作品は久しぶりでした。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
許された子どもたち

公開日
2020年6月1日
上映時間
131分
キャスト
- 内藤瑛亮(監督)
- 上村 侑
- 黒岩よし
- 名倉雪乃
予告編
公式サイト
感想レビュー

好きだった点
とにかく最初から最後まで気持ちが落ち着かずに、ずっとザワザワしている作品です。
こんなに心を揺さぶられる作品は、久しぶりに見ました。
イジメで殺人を犯した少年、少年の家族、裁判所、学校、ネット社会と物語に登場するほとんどの人に毎回心をえぐられます。
感動や救いや涙など全くない作品で、その分これが現実社会なんだと痛いくらいに思わされました。
心の奥底からふつふつと感情が湧いてくる作品でして、見応えある内容です。
嫌いだった点
今作は拠り所がないのです。
普通はどこか共感できたり、スッキリしなくても何となく自分の中で処理できるのですが、今作にはそれが全くありません。
最初から最後まで突っ走っていて休むことも許してくれない作品です。
見終わった後、かなり心が疲れています。
逆に言えば、それがこの作品の素晴らしい点でもあります。
見どころ
これが今の社会、今の日本だということを嫌というほど見せつけられます。
「 正義 」を振りかざすネット民、法が処罰しないのなら代わりに罰を与えようとする人たち。
自分たちの日常に普通にいる人が描かれています。
映画を見ているのに、テレビのニュースを見ているかのようでもあり、自分の日常生活を見ているようでもあります。
映画を見ている最中からたくさんのことを考えさせられ、頭も心もフルスピードで回転しますが、答えはなかなか出ません。
きっと答えはないのでしょうが、これが今普通に起きているのだということだけは理解できます。
まとめ

見ていてキツイ内容だけど、今みるべき作品。
そしてこれが私たちの生きている社会だと、皆が痛感すべき作品。
ぜひ、多くの人に見ていただきたい。