こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@ジュン)さんからの投稿レビューです。
サクッといきましょう。
2人の登場人物の30年間を3月だけ追いかける物語。
そんなの成立するのかなと見にいく前から疑問に感じていました。
主役を務めるのは波瑠さんと成田凌さん。
成田凌さんは「 カツベン! 」などでも絶好調でしたし、本当に今映画界に必要な俳優ですね。
対する波瑠さんは、何だかスクリーンで見るの久しぶりな気がしました。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
弥生、三月-君を愛した30年

公開日
2020年3月20日
上映時間
110分
キャスト
- 遊川和彦(監督)
- 波瑠
- 成田凌
- 杉咲花
- 岡田健史
- 小澤征悦
- 岡本玲
- 夙川アトム
- 矢島健一
- 奥貫薫
- 橋爪淳
- 黒木瞳
予告編
公式サイト
感想レビュー

好きだった点
主演2人の演技の熱量は素晴らしかったです。
よくぞ平成30年間を駆け抜けてきました。
高校生は若干キツイのではないか?と内心感じてましたが、見た後は気にならなかったというのが正直なところです。
高校生編はそれよりも「?」って思ったところがあるので、それは嫌いだった点でお伝えしますね。
嫌いだった点
まず周りの生徒が高校生というよりも、中学生に見えてしまいました。
主演2人が高校生に寄せているはずなのに。
むしろ2人だけちゃんとしてれば他はいいよね?ってことなんですかね。
高校生編は本当に成田凌さん、波瑠さん、杉咲花さんの3人のシーンが良かっただけに、周りの生徒さんへの手抜き演出がすごいなと感じてしまいました。
やっぱり学園のシーンを撮るんだったらもっと、こだわって欲しかったです。
残念でした。
見どころ
さて、嫌いなところを無事に吐き出せたので今作の見どころを伝えていきます。
まずは高校生編の杉咲花さんについてお話していきます。
今作のトレーラーを見ても分かる通り杉咲花さん演じる桜は、病気を患っています。
病室での佇まいは、本当に一瞬一瞬懸命に生きていると感じましたね。
何より、ラスト付近で桜が主人公2人に残した音声メッセージ。
本当にこれがお芝居かよと。
声だけなのに桜の想いが伝わってきます。
杉咲花さんって、「 夜行観覧車 」とかで感情を強く強く出す演技の印象が強い女優さんでしたが、本当に今作では儚いです。
今にも消えてしまいそうでどこかに行ってしまうような存在感でした。
本当に出番という出番は少ないのですが、今作一番印象に残ってくれた役者さんでしたね。
次に、波瑠さんと成田凌さんについて話していきます。
最初の通り、30年間を必死に生き抜いたなと感じました。
ですが少し残念に感じてしまったところがありまして、波瑠さんが演じる弥生というキャラクターが途中でものすごくブレてしまいました。
中盤で主人公2人の関係性を少し変えてしまう決定的なシーンがあります。
しかし「 弥生 」というキャラクターなら絶対その判断はしないよね?ってどうしても感じてしまいました。
弥生って、ものすごく正義感が強くて曲がったことは大嫌いなんですよ。
なのに、そんな決断しますか?ってことが起きてしまうんですよね。
気になった方はぜひ3月(弥生)のうちに見に行ってみてください。
コロナで騒がしいので、まあ無理はせずにといった感じですがね。
さあ続いて成田凌さんですが、
本当に良かった(笑)
最近は邦画を観に行くと「 スマホ落としただけなのに2 」とか「 カツベン!」などよくスクリーンでお目にする機会が多いなあと感じてますが、それにも納得の演技の幅の広さですね。
今作で演じた「 サンタ 」というキャラクターを一言でいうと、中身はないけど嫌いになれない奴なんですよ。
そのキャラが成田凌とこんなにベストマッチするとは思わなかったです。
本当にこの人何でも演じられるなあと感じましたね。
あとサンタに関してはですね、老け方が丁度いい(笑)
高校生のサンタは夢も見て、怖いものなしの人間だったけど20代で挫折を知り、全てを諦めて生活してたら幼馴染に発破をかけられ30代では自分ができることを全力でやっている。
今作の中では一番成長した男でしたよ。
サンタのサクセスストーリーかな?って勘違いするほどでした。
またそれをそつなく演技をしてしまう成田凌。
女子の知人が成田凌は可愛いと言っていたのを、僕は理解できませんでした。
しかし今作を見ると「 今ならわかるぞ、その気持ち 」と感じている私がいました。
年代によって完璧に表情を使いわけてたのでお気に入りの成田凌が見つかるかもしれませんよ。
3月だけ切り取る難しさ
この作品のテーマである3月だけを切り取るということですが、やはり難しかったんだなと苦笑いしてしまいましたね。
そもそもこの設定あんまり親切じゃないです。
というのもこの映画、3月のことしかできないから説明が不足しすぎてるんですよね。
何でこうなったの?があまりにも説明されないんです。
不足部分を僕らの観客のイメージで埋めるには、あまりにも2人のストーリーに余白がありすぎ。
そしてその余白を埋める作業を行うほど、この映画のストーリーには入りこめなかったです。
本当に役者さん達の演技は良かったんだけどなというのもあり、非常に惜しい作品でした。
まとめ

「 弥生 3月–君を愛した30年 」は、絶対見るべきか?
と聞かれると強くおすすめはできないなというのが本音です。
ストーリーの惜しいところを役者の熱演でカバーしていくそんな作品だったと思います。
逆に言うと「 ストーリーはどうでもいい! 俺は役者の芝居が見たいんだよ!」って思う人はオススメかもしれません。
コロナで辛い状況が続いてるかもしれませんが映画ライフ楽しんでいきましょう。
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(以下、管理人コメントです)
投稿レビューありがとうございました。
僕は波留さん大好きでして、それが言いたいだけで管理人コメント付け足しました(笑)