【 香港映画 】「 ホワイト・ストーム 」考察レビュー、香港四天王アンディ・ラウの超絶アクションに刮目せよ

当ページの画像はIMDbまたは公式サイトより引用
ホワイト・ストーム
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こんにちは、Johnです。

映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@槇島とおる)さんからの投稿レビューです。

香港映画は、その過剰さと苛烈さで常に熱い人気を集めてきました。

そんな香港映画界の鬼才・ハーマン・ヤウの最新作は、アンディ・ラウとルイス・クーの2大スターを主演にした「 ホワイト・ストーム 」です。

今回、のむコレで上映された「 ホワイト・ストーム 」を鑑賞。

香港映画らしい過剰さが詰まったカーアクションは間違いなく今年ナンバー1のアクションでした。

本記事では、今作の見どころを紹介します。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

ホワイト・ストーム

ホワイト・ストーム
©ホワイト・ストーム

公開日

2020年10月16日

原題

The White Storm2 Drug Lords

上映時間

99分

キャスト

  • ハーマン・ヤウ(監督)
  • 韓平(アクション監督)
  • アンディ・ラウ
  • ルイス・クー

予告編

公式サイト

ホワイト・ストーム

作品評価

[rate title=”5つ星”]

[value 5]映像[/value]

[value 4]脚本[/value]

[value 4]キャスト[/value]

[value 3]音楽(BGM)[/value]

[value 5]リピート度[/value]

[value 4]グロ度[/value]

[value 4 end]総合評価[/value]

[/rate]

感想レビュー

ホワイト・ストーム
©ホワイト・ストーム

好きだった点

香港映画と言えばやはりクオリティの高いアクション。

アクション監督と呼ばれる専門的な役職が存在する香港では、世界有数の激熱アクションを撮ることで知られています。

香港で撮影された今作では、間違いなく2020年ナンバー1と言えるアクションを見ることができます。

その1つとして挙げられるのが、クライマックスのカーチェイスでしょう。

カーチェイスと聞いて、何を想像するでしょうか?

広々とした公道で、車の合間を縫いながら車と車がぶつかり合う。

それが王道のカーチェイスなのではないでしょうか。

車が地下鉄を走ります。

地下鉄で、利用客の合間を縫いながら車と車がぶつかり合うのです。

一般市民が巻き込まれるのでは?

もちろん巻き込まれます。

そんな未知のシチュエーションのカーチェイスが、優れたアクション演出によってアドレナリン噴出のハイテンション映像となっています。

ちなみに、そのカーチェイスではCGを殆ど使っていません。

なんと実在する地下鉄のセットを丸々と作り上げ、その中でアクションシーンを撮影したそうです。

エスカレータの上を車がガタゴトと下り、カフェのセットや通行人を豪快に吹き飛ばす。

誰も見たことのないような映像に、思わず開いた口が塞がらないでしょう。

そんな唯一無二の体験ができるのが今作です。

嫌いだった点

香港映画の特徴の1つとして、主人公が純粋な善人ではないことが挙げられます。

アンディ・ラウ演じる主人公は、元ヤクザの実業家という特殊な出で立ち。

彼は、ドラッグで息子を失ったことで麻薬密売組織に対して戦争をしかけます。

法を越えた私刑は明らかに純粋な正義とは言えません。

この純粋な殺意と言える過剰な熱量が好きなのですが、人によっては受け入れがたい要素なのかもしれません。

見どころ

香港アクションを支えるのは、タフで技術力の高いスタントマンの存在。

今作では、スタントマンの身体を駆使した活躍を随所で見ることができます。

高所から飛び降りるのは序の口。

車に轢かれたり、車に押しつぶされたり、車に吹き飛ばされた先の車にさらに轢かれたりと、近年のインドネシアやタイの過激なスタントに対抗するような酷使っぷりを堪能できます。

ハイテンポなストーリーも見どころ満点。

実業家と麻薬王の血で血を洗う争いという長大なスケールを、わずか99分に圧縮して語り切っています。

必要最低限の描写で全てを語り切る手腕は「 八仙飯店之人肉饅頭 」の監督として知られる香港の重鎮、ハーマン・ヤウ監督の底力を感じることができます。

ちなみに、今作の主人公は香港四天王に数えられる大スター、アンディ・ラウ。

そんな彼の安定感抜群の演技も必見です。

考察レビュー

映画のラストカットは、なにやら新設された学校で子供たちが遊んでいる姿。

このシーン、実はストーリーの流れに関係なく唐突にでてきます。

一応、主人公がなにやらお金を振り込んでいるような描写はありますが、なぜ学校?

という疑問は尽きません。

麻薬撲滅に怒りを燃やして好き勝手やった主人公の慈善事業と考えれば納得できます。

たしかに暴れっぱなしなのは、観客の印象が悪いのかもしれません。

しかし、やはりなぜ突然学校が?という疑問はぬぐえないのが事実。

なかなか不思議なラストシーンになっていましたが、これはこれで面白い気もします。

まとめ

ホワイト・ストーム
©ホワイト・ストーム

ハイテンポなストーリーに過激なアクションと香港映画らしさが詰まった作品。

麻薬撲滅を訴えるストーリーも熱量に溢れており、見どころ満載。

なにはともあれ、凄いものを見たと思えるのは間違いない。

ホワイト・ストーム

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