映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@サラダさんからの投稿レビューです。
森の湖近くに住んでいると言われている不死身の「 ウォーターマン 」。
ただの怪談だと噂されていたウォーターマンは、本当に実在するのか?
ヒーロー系かと思いきや想像とは違った切ないストーリーでした。
でも、最後は「 愛する人 」について考えたくなる作品です。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ウォーターマン

公開日
2021年7月9日
原題
The Water Man
上映時間
92分
予告編
キャスト
- デヴィッド・オイェロウォ(監督)
- ロザリオ・ドーソン
- ロニー・チェイヴィス
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

母が白血病になったことから、不死身のウォーターマンが持つとされる死者が蘇る石を探しに行った主人公。
母が病気で死なないよう、必死にウォーターマンに助けを求めた少年の愛と勇気を描いた物語でした。
ラストでは、母の病を治すことはできませんが、息子(主人公)の母に対する純粋な愛にウルっときてしまいました。
今作の見どころは、主人公がウォーターマンに会いに行く奮闘記だけではありません。
何よりもキーになるのは、ウォーターマンの生い立ち。
なぜ、ウォーターマンとして語られるようになったのか、その逸話です。
ウォーターマンとは、死んだ愛する妻を見つけられずに、彷徨い続ける不死身の人間なのです。
死んだ妻の死体さえ見つければ、あとは自分が持っている石で妻を蘇させることができるから。
しかし、それは途方もない悲しい世界。
自分がどれだけ長く、永遠に生きられても、愛する人はいないのです。
それを知った主人公が、最後に父親に尋ねるシーンが印象的でした。
愛する人がいない長い人生か。
短くても愛する人と一緒にいられる人生か。
皆さんはどう思いますか?
やはり、後者を選ぶ人が多いのではないでしょうか。
最後には、お互いに愛し合って生きていくこと、家族を含む全てに感謝したくなる気持ちになりました。
ひとつだけ気になるのは、ウォーターマンは本当に実在したのか?
きっと視聴者に委ね、そこにフォーカスするべきではない終わりにしたかったのでは?と思いました。
まとめ

ウォーターマンを必死に探しにいく主人公と、父を筆頭に大人たちが主人公を探すシーンが交互に描写されるので、ハラハラして面白かったです。
親に内緒で興味のあることを調べたり、足を運んだりする好奇心が見える少年少女を見ると、一緒にワクワクしてしまうので、私は好きです。
がんばれー!と応援したくなります。
展開もテンポがいいので、サクッと見られていい映画でした。