【 Netflix おすすめ 】「 時の面影 」考察レビュー、未亡人が雇ったアマチュア考古学者の歴史的大発見(実話)

時の面影

こんにちは、Johnです。

映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@シイノ)さんからの投稿レビューです。

史実をベースにしたNetflixオリジナル作品「 時の面影 」

第二次世界大戦中のイギリスを舞台に、自身の土地に遺跡があると確信している裕福な未亡人とアマチュア考古学者が歴史的な発掘を遂げるまでの物語が淡々と描かれています。

戦時下という誰もが未来に不安を抱える状況で、希望と信念を持って遺跡を掘り起こす主人公の姿に勇気をもらえる作品です。

 

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

時の面影(作品情報)

時の面影

©IMDb

公開日

2021129

原題

The Dig

上映時間

112

キャスト

  • サイモン・ストーン(監督)
  • キャリー・マリガン
  • レイフ・ファインズ
  • リリー・ジェイムズ
  • ジョニー・フリン
  • ベン・チャップリン
  • ケン・ストット

予告編

公式サイト

時の面影

作品評価

五つ星
映像
(4.0)
脚本
(3.0)
キャスト
(5.0)
音楽(BGM)
(4.0)
リピート度
(3.0)
グロ度
(1.0)
総合評価
(3.0)

時の面影(感想レビュー)

時の面影

©IMDb

17歳の肖像 」「 華麗なるギャッツビー 」のキャリー・マリガン、

「 シンドラーのリスト 」「 ハリー・ポッター 」シリーズで有名なレイフ・ファインズなど、

実力派俳優たちの「 静かな熱演 」が見どころ。

物語の特質上、派手な演出などはありません。

淡々と物語が進む中で、各キャラクターの苦悩が丁寧に描かれています。

ストーリー冒頭、プリティ夫人(キャリー・マリガン)は、裕福で意志の強い女性として描かれています。

しかし、物語が進むにつれ、彼女の母としての想いや死期が近い人間だからこそ持つことができる強さに心惹きつけられる人は多いのでは?

「 華麗なるギャッツビー 」 での彼女とは全く異なる姿であり、彼女からは女優としても人間としても、ドッシリとした重みと深みを感じられます。

レイフ・ファインズ演じるアマチュア考古学者(バジル・ブラウン)の「 静かな憤り 」にも注目。

どんなに考古学者としての自信を持っていても、バジルには学位がないために、歴史的な発掘をしても業績を認めてもらえません。

自分が発見した遺跡にも関わらず、後から来た立場のある人間に、その業績を横取りされそうになった上に、不当な扱いすら受けてしまう。

画面に映し出される彼の怒りと諦めにも似た表情からは、過去にも似たようなことが何度もあり、その度に彼は苦渋に満ちた思いをしてきたことが伺えます。

しかし、プリティ夫人は、そんな彼の思いを見逃しませんでした。

遺跡の発掘という情熱以外にも、お互いに「 学びたいのに学べなかった 」という共通のコンプレックスを持つ2人。

発掘作業が進むにつれ、友情と信頼を築いていきます。

年齢も性別も立場も違う2人が打ち解けていく姿は感動的です。

バジルにはプリティ夫人以外にも心強い味方がいました。

それはプリティ夫人の息子ロバートです。

妻との間に子供に恵まれなかったバジルと、早くに父親を亡くしたロバートが語らう姿は、擬似父子のようで微笑ましいと同時に切なさすら感じさせます。

今作を象徴するのは、遺跡船のシーンの美しさにあります。

バジルとプリティ夫人以外に、考古学者(リリー・ジェムーズ)のペギー・プレストンの物語も描かれています。

考古学者の夫と、表向きは幸せな結婚生活を送っているペギー。

彼女は、夫に対してある疑惑を抱えています。

彼女が発掘メンバーに選ばれた本当の理由を知ったとき、彼女の失望する表情には、多くの女性が共感の念を持つことでしょう。

わずかなシーンではあるものの、プリティ夫人とペギーが語らう場面もシンミリと心を打つ名シーンとなっています。

遺跡発掘を舞台に、人々が抱える苦悩や家族愛、友情が描かれた今作。

淡々と物語を描くあまり、平坦な印象で終わってしまうのがもったいない点です。

各キャラクターの苦悩が描かれているのですが、その描き方がどこか広く浅い印象を与えてしまっていることは否めません。

史実を忠実に再現した物語といえる反面(物語に波がなく淡々としていることで、ドラマティックになりすぎず)、どこかサラッと終わってしまったというのが正直な感想です。

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まとめ

時の面影

©IMDb

戦時中という不安定で先の見えない状況下で、過去・現代・未来をも繋ごうとしたプリティ夫人とバジル。

静かに繰り広げられる物語のなかで、余命わずかの夫人がバジルに話した言葉こそ今作の真髄。

ただの遺跡発掘ストーリーでなく、悠久に続く生と死の壮大なドラマといえるでしょう。