
今作は、ホラー映画のマスターピースとも呼ばれる「 悪魔のいけにえ 」シリーズ9作目。
テキサス州の郊外で5人の若者が正体不明の殺人鬼に襲われた事件から、半世紀。
悪魔を目撃するのは、現代の若者たちであり、私たちです。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-


公開日
2022年2月18日
原題
Texas Chainsaw Massacre
上映時間
83分
キャスト
- デビッド・ブルー・ガルシア(監督)
- サラ・ヤーキン
- エルシー・フィッシャー
- マーク・バーナム
- モー・ダンフォード
- ネル・ハドソン
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


「 悪魔のいけにえ(1974) 」は、当初、多分の戸惑いと衝撃とともに世に迎えられ、のちに熱狂的なファンを生み出しました。
映画界でも、「 エイリアン(1979)」の物語設定としてのお手本となったり、「 13日の金曜日(1980)」のようなマスクをつけた怪物のもととなったり、ほとんどのホラー映画に影響を与えています。
人間の皮膚を顔に装着し、チェーンソーを振り回すレザーフェイスの不気味な姿に、多くの人たちが恐れを抱き、一方でその気持ち悪さに、歪んだ魅力を感じたからこそ、50年間、シリーズを生み続けてきたのだと思います。
今作は、1973年に、テキサス州オースティン郊外で5人の若者が正体不明の殺人鬼に襲われた事件から、50年後の話。
4人の若い男女が、車で7時間かけてたどり着いた町、ハーロウ。
既視感を覚えさせる設定には、懐かしさを抱きますが、スマホやSNSで若者たちを呼び寄せ、町おこしイベントを始めるところは、現代っぽいですね。
レザーフェイスが、パーティー会場に登場したときも、参加者たちがスマホを化け物に向けライブ撮影でSNS配信します。あげく、パーティー(祭り)は瞬く間に、阿鼻叫喚の血祭り状態に。
50年前の唯一の生存者サリーが、レザーフェイスに復讐を果たすべくランチャーを背負って登場したときは、「 ターミネーター ニュー・フェイト(2019) 」のサラ・コナーのようでカッコよかったです。
主人公の少女は、学校で銃乱射事件に遭遇した生存者という設定。
1999年のコロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした「 エレファント(2003)」を観ておくと、少女の背景が想像できます。
なお今作は、リブート作品(「 テキサス・チェーンソー(2003)」「 テキサス・チェーンソー ビギニング(2006)」)を含めて、シリーズ9作目になります。
元祖「 悪魔のいけにえ 」の直接的な続編として描かれているので、オリジナルの後に観賞することをオススメします。
まとめ


レザーフェイスから逃げたら、奴の影にずっと追いかけられます。
それなら、対峙するしかありません。
シリーズをおさらいしましょう。悪魔のいけにえに、ならないために。