こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@はりねずみ)さんからの投稿レビューです。
サクッといきましょう。
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映画は大好きですが、夜眠れなくなるのでホラーは苦手です、はりねずみです。
今回は、「 万引き家族 」の是枝裕和監督との対談で話題にケン・ローチ監督の最新作を紹介します。
これを見たら絶対、宅配業者の人に気軽に「 再配達お願いします! 」と言えなくなります。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
家族を想うとき(作品情報)
Sorry We Missed You
公開日
2019年12月13日
上映時間
100分
キャスト
- ケン・ローチ(監督)
- クリス・ヒッチェンズ
- デビー・ハニーウッド
- リス・ストーン
- ケイティ・プロクター
予告編
公式サイト
ネタバレ・感想レビュー
好きだった点
イギリス、ニューカッスル。
両親と息子、娘の四人家族。
物語は、父親がフランチャイズの宅配ドライバーとして独立するところから始まります。
マイホームの購入を夢見る父親は、妻が仕事で使っていた車を売却し、さらに借金もして大型トラックを購入。
夢を抱いて始めた仕事ですが、朝から晩まで運転して配送の毎日、配達先が不在なら不在配達票を書き、また運転して届けての連続。
トイレに行く時間もありません。
ケガや病気、家庭の事情で休めばペナルティで借金がさらに増える。
働けば働くほど、家族の溝も広がり、徐々に家族が崩壊に向かっていく。
リアルな現代社会の闇、人々が目を背けたくなる部分を描くのが上手い!上手すぎます。
前作の「 わたしは、ダニエルブレイク 」もそうでしたが、今作は家族それぞれの葛藤も描かれていて、より共感性が増した気がしますね。
見る人の立場によって、胸に迫るものも変わってくるのではないでしょうか。
ラストカットからのエンドロールも秀逸。
あの幕切れはずるい。
嫌いだった点
主人公の息子の中二病感がどうしても好きになれなかった。
いくら思春期とはいえ、もう少し大人になれないの?
父親も大人げないし、2人の喧嘩シーンには毎度イライラしてしまいました。
チンピラに腕を折られた父親が無理して仕事に行くのを息子が必死で止めたりと、後半は胸アツなシーンもあったので良しとします。
見どころ
それぞれが家族のことを想っているのに、それが噛み合わない。
徐々に歯車が狂い、家族が崩壊してしまうやるせなさ。
本当に見入ってしまいます。
考察・疑問点
今作は、父親の労働環境の劣悪さを中心に描きます。
介護福祉士の妻が出勤手当もつかないのに「 彼女がきっと困っているから 」と、夜中におばあちゃんの家に向かうシーンが出てきます。
この場面があることで、より「 雇う側 」の冷徹さが際立った気がします。
結局、割をくうのはこの妻みたいな心優しい人たちなんだよなあと思いました。
映画というよりは、ドキュメンタリーを見ている感覚でした。
メッセージ性は強いです。
ツイッターの声
貴兄はとりあえず「家族を想うとき」を見ろ。 https://t.co/koU2GDcUH2 pic.twitter.com/CCvSxFIWrW
— 窓の外 (@madosoto) March 16, 2020
日本→万引き家族
アメリカ→ジョーカー
韓国→パラサイト
イギリス→家族を想うとき
フランス→レ・ミゼラブルこういった映画本当によく見るようになったな。
これは世界の流れだよなぁ。— ササギ@目標ネットワークエンジニア (@sasagi_network) March 13, 2020
とってもいい映画館です!
ちょうどケンローチ『家族を想うとき』やってます。
帰りにトラスムンドでCD買ったりしてね。 https://t.co/kvDC0gVxbh— re-sako美ix 🤲手洗い&ウガイ (@Air20yfri) March 17, 2020
「家族を想うとき」
ほんとうによかったんですよ、、、
是枝監督が師と仰ぐケンローチ監督
お二人とも共通するのは、これは現在進行形でどこかで苦しむ人々の話だと暗に示しながらラストを迎えるところ。
これは私たち自身の問題なんだと、観た後考えずにはいられない。 pic.twitter.com/hQkGaBZ8Gn— 小屋っ (@koyayasan) March 16, 2020
1年前。
平和島の持ち出し、配達数、
全ドライバー平均は7ー8/Hそれが、10/Hになり、12/Hになり
15/H以上の時も風車のハムスターと同じく、荷物持たせたもん勝ち。ジェフ大笑い。
映画、家族を想うとき。そのまま。
早く配れば配るほど、荷物増やされるの、皆さんわかって走ってるんですかね?— ドローン (@lifesatime) March 16, 2020
家族を想うとき ケン・ロ—チ すごい映画だったなあ。ロ—チの映画はいつもすごいけれど、今回はますますすごい。
— shoichiro tachiki (@tachiki_tecoLLC) March 15, 2020
トラックドライバーといえばイギリスの映画「家族を想うとき」がかなりえげつなかったな。日本も映画のようなことになるのは時間の問題かな #kume954
— 夜桜 (@NaoYosakra) March 14, 2020
「家族を想うとき」はとてもいい映画でした。
ラストは、映画としては衝撃的なシーンだったと思うのですが、友人・知人のえげつない働き方の話題に触れることも少なくないので、そう驚きがなかったのも事実です。 日英で異なるのは、苦境にあえぐ隣人への視線 https://t.co/sWJcmX3Ky8— 高橋 秀和 (アフターピル薬局販売 署名中) (@chihayaflu) March 17, 2020
ケン・ローチの『家族を想うとき』観てきた。
ちょっとね、重くて体調悪くなったの、『パラサイト』の時と同じだ。ラストの意味と、原題の意味を掴みかねている。深く考えすぎ?
本当は観たくない、こんな映画。
でも、作らなきゃいけない映画、
観なきゃいけない映画。— signaless(Marjorie Wilbury) (@signaless5) March 11, 2020
ケン・ローチ監督の「家族を想うとき」、久々に何の救いも無い映画を観た気がする
ただひたすらにリアル— かん (@starberryholic) March 10, 2020
映画『家族を想うとき』が冷静に見られなかった – やしお https://t.co/MXGvhtvKbX
「父親は「勉強してほしい、負け犬になってほしくない」という。息子は「負け犬って父さんみたいな?」と口走ってしまう。そう言った本人の方がむしろ顔を歪め、ひどく傷ついてしまう」— 上西充子 (@mu0283) January 19, 2020
先日映画「パラサイト半地下の家族」を見る。衝撃が残り意味を考え続けている。是枝裕和監督の「万引き家族」ケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」など貧困、格差、雇用、福祉など社会の切実な問題を扱う素晴らしい映画が続いている。
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) January 14, 2020
ケンローチの「家族を想うとき」傑作だと思った。
人が描かれていて、物語を進めるための道具としてのキャラクターになっていない。
人と人の間には僕にも理解できる愛情があり、ケンローチが人に注ぐ愛を感じた。
朝見た映画の家族の愛情は理解できないものだった。— 佐渡島 庸平(コルク代表) (@sadycork) January 13, 2020
Youtube
Youtubeは1000人超えましたので、本格化させていきます。
是非チャンネル登録お願いしますベリーマッチ。
公式LINE
今年から公式LINEを始めました。
主な配信内容は下記の通り。
-
- 最新の映画情報
- 映画グッズの通販情報
- お得な割引クーポン
- プレゼント企画
まとめ
邦題は「 家族を想うとき 」ですが、原題は「 Sorry We Missed You 」
これ、配達来たけど不在でしたよと知らせるワードなんですよね。
主人公が配達先で不在票を取り出して記入しているときに、この文言が目に入って、あ、これかってなりました。
ラストカットからのエンドロールでこの文言が胸に迫ってきます。
邦題もいいけれど、ありきたりすぎるので、原題の方が個人的には好きです。
世界には、こんな人たちや家族が溢れているのだろうかと思うと切なくなります。
こういう社会の構造は変わらないのでしょう。
こういう人々の生き様を描くことが、ケン・ローチ監督のライフワークになっているんだろうなと思いました。
決して心あたたまる物語ではないけれど、
私たちが知らない世界の一部分を切り取って誠実に伝えてくれる。
次の作品も楽しみです。
仕事が不規則で、ポストに不在配達票が入っていることが多い自分は、今作を見てかなり反省しました。
新築1KDKペット可なのに宅配ボックスだけがないんですよね(謎)
配達員さんごめんなさい。
宅配ボックスのあるアパート探します。
↓ ↓ ↓ ↓(以下、管理人コメントです)
今作は、フリーランスとして独立したものの、理想とは程遠い現実と向き合い、生活や家族関係が崩壊していく姿が描かれます。
最近は、コロナ騒動によりリモートワークが増えていますよね。(していない企業も多い)
お金のなさというものは、心の余裕のなさ・焦りに繋がり、人間関係を悪化させるという悪循環を招きます。
働き方改革が叫ばれる中、日本の労働環境は果たして本当にいいものだと言えるのでしょうか。
これはサラリーマン、フリーランス含めてですね。
もちろん、お金を稼いでいくのは大切だと思いますよ。
お金より大切なものがあるとツイートしている経営者をチラホラ見かけますが、そんなものは綺麗事でしかなく、僕はあんまり好きな考え方ではないですね。
経営者であればなおさら。
僕はそんなことを言う経営者のもとでは働きたくないですね。
経営者は従業員を勝たせるべきだと僕は思うからです。
僕たちは、実際に世の中で起きている出来事を直視しなければなりません。
SDGs(持続可能な開発目標)だってそうですよね。(知らない人はググってください)
1人が行動しても世界は何も変わらないと思っている人が多すぎでして、労働環境もそう。
本当に今の労働環境を変えたいのであれば、1人1人が声を大にして行動すべきです。
もう1つ言いたいのは、安易にフリーランスになるべきではないよということです。(現実は甘くない)
個人ならまだOKですが、守るべき人、家族がいるのであれば話が違ってきますよね。
そういうことです。
ベーシックインカムとか実現しないかな。(まあ無理か)
完