映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@Yokoさんからの投稿レビューです。
インドの実態を知ることができる。
今も根付くカースト制度による差別や、虐げられた女性の生活。
それは幼い子供にまで及んでいます。
そんな生活の中でスケートボードと出会った少女が、外の世界へ踏み出す物語です。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
スケーターガール

公開日
2021年4月28日
原題
Skater Girl
上映時間
109分
キャスト
- マンジャリ・マキジャーニ(監督)
- レイチェル・サンチタ・グプタ
- エイミー・マゲラ
- シャフィン・パテル
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

学生時代に授業で教わったインドのカースト制度。
それが今も続いているのか、インドで暮らす人々にどのような影響を及ぼしているのかは、恥ずかしながら知りませんでした。
そんな私の無知を正してくれたのが今作。
今作をリアルに感じられるのは、劇中のスケートパークが、本当にインドのラジャスタンに作られたからだと思います。
この施設は現在、女性の夢を支援する施設となっている。
映画を飛び出て、地元の子供たちの笑顔を作り出している場所です。
スケートボードと出会ったプレルナは、スケートボードによって自分の生活から抜け出す勇気をもらいました。
きっとこのスケートパークで、プレルナのように勇気をもらっている子供が多くいるでしょう。
最後に映った子供たちの笑顔が、それを物語っているように感じました。
それと同時に、まだまだ残る身分や性別による差別。
それは、私たちの想像を遥かえに超えた差別です。
上位カーストにいる子供たち、下位カーストにいる子供たち。
どちらも苦しんでいます。
子供たちにとっては、階級など関係ないのです。
まとめ

大人が押し付けることで、子供たちの自由は奪われてしまいます。
でも大人たちもその制度に苦しめられてきたのです。
いつかこの悪しき差別が消えることを願いますし、このスケートパークと今作がそのキッカケになるといいなと思いました。