【 Netflix 】「 Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業 」生態系を守るには魚を食べない選択肢が必要である
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿レビューです。
今話題となっているプラスティックごみ問題。
ストローやレジ袋を廃止したりして海を守る動きが盛んになっていますが、それ以上に海には大きな問題があるのです。
皆さんは今作で驚きの事実を知ることになります。
その中には私たち日本人にも大きく関係している出来事が登場します。
画像の引用元:公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業
公開日
2021年3月24日
上映時間
89分
原題
Seaspiracy
キャスト
アリ・タブリジ(監督+出演)
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー
好きだった点
好きだった点ではなく、心に残った点を書きたいと思います。
私たちの想像以上に速いスピードで、海の生態系は破壊されているという衝撃的な事実。
それはプラスティックゴミの問題ではなく、もっと大きな問題が原因と分かります。
冒頭にて和歌山県太地町のイルカ追い込み漁が登場。
これは世界的にも取り上げられている問題だし、以前にアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー作品もありました。
今回も監督自身が太地町にやってきて取材を始めますが、その厳重な警戒体制に思わず「 本当に?」と驚いてしまいました。
この漁に関する賛否両論はさまざまでしょうが、日本人の一視聴者としてやはり心が痛んだのは事実です。
さらにこの追い込み漁の裏にある繋がりを知ると、ますます辛くなります。
様々な問題点が挙げられていますが、やはり日本人として最も印象に残ったのがこのイルカ追い込み漁のエピソードでした。
嫌いだった点
作品を見ていくうちに「 結局、海の生態系を守るには魚を食べないしかないんじゃないの 」と思うようになります。
それ以外の解決方法があるのかな?と。
どこか期待しながら最後まで見ましたが、やはり結論は「 魚を食べない 」ことでした。
思わず分かっていたけど、それしかないと思ったのが正直な感想です。
ベジタリアンの人にとっては当たり前で普通のことかもしれませんが、肉も魚も食べている人からすると、それはどこか究極論のように感じてしまいました。
今後自分にできることとして、魚の摂取量を減らすことは大切なことですが、それ以外の道も示して欲しかったなと思いました。
見どころ
海の生態系を壊しているのは「 商業漁業 」という事実。
この商業漁業がどれほど全世界で、悪行を行っているかを次々と暴いています。
どの企業も取材拒否ばかりです。
さらには環境保護団体も、実は商業漁業と繋がっていることが分かってくるので、正直何を信じたらいいか分からなくなるかもしれません。
取材を続けるたびに新しい事実が湧き出てきて、さらに取材を進めますが八方塞がりになってしまいます。
それだけこの問題が根深いことが分かり、監督の行き場のない感情が痛いほど伝わってきます。
最終的には人権問題にまで発展していき、もはや規模が大きすぎることなんだと痛感させられます。
しかし、このままでいい問題ではありません。
確実に海の生態系壊れそれは、私たちの命の問題にも関わってくるのです。
今作を見ることで、いま私たちの置かれている現実を知ることができます。
考察レビュー
社会派ドキュメンタリー作品ということで、海で起こっている事柄が次々と暴かれていきます。
しかし、それはどれも1つ1つが大きすぎて、無力さだけを痛感させられることになるかもしれません。
だからと言って、目をつぶるわけにはいきません。
ドキュメンタリー作品のいいところは、現実を知れること。
隠されている事実を知ることに大きな意味があると私は思います。
今作を通じて世界中で起きているとんでもない事実を知ることができましたし、微力ではありますが、できることから始めたいと思いました。
改めて私は海が好きだと実感させられました。
まとめ
かなり重いテーマを扱っている作品「 Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業 」
単なる環境汚染を描いた作品ではありません。
どの情報を信じるのかという、自分たちの見る目を問われることにもなります。
とにかく驚愕の事実が描かれている作品なのは間違いないです。