「 ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 」考察レビュー
文・ライター:@小松糸
前作からめでたく結婚したビアとマクレガー。
ピーターとも無事に「 家族 」となったが、マクレガーの父親気取りにピーターたちもウンザリ。
そんな中、ビアの絵本が評価され、シリーズ化やグッズ化などの話が進んでいく。
湖水地方から離れ都会へと向かうピーターたち。
そこで待ち受けていたものとは?
ピーターラビット2 バーナバスの誘惑
公開日
2021年6月25日
原題
Peter Rabbit 2 The Runaway
上映時間
93分
キャスト
- ウィル・グラック(監督)
- ローズ・バーン
- ドーナル・グリーソン
- デヴィッド・オイェロウォ
- エリザベス・デビッキ
- レニー・ジェームズ
- マーゴット・ロビー
- ジェームズ・コーデン
予告編
公式サイト
なし
感想レビュー
前作の続き、キャストも続投。
だが、前作よりもマイルドになったという印象だった。
前作は少し黒い笑いの要素もあって、それが可愛らしいピーターラビットらしくなくて逆に笑えた。
今作はピーターたちが湖水地方から離れて冒険するのがテーマだったので、アドベンチャーぽさもあった。
前作同様、1番好きなキャラクターはニワトリ。
だが、1作目よりも台詞がパワーアップしていてさらに好きになった。
今作は、よりウサギたちの魅力やクセ、可愛さが全面に出ていた。
ウサギの中で1番好きなのはカトンテール。
ウサギの中で唯一、砂糖の美味しさに気付いて狂ってしまうウサギ。
ジェリービーンズは危険。
ドタバタして、離れたりまた会ったり、かと思ったら大きな失敗をしてしまったり、でも仲直りしたり。
いろんなハプニングが起こって進んでいく物語は「 トイ・ストーリー 」を少し思い出させた。
もともと一緒に暮らしていた仲間と、新たに都会でできた友だちと揺れる場面も。
バーナバスは、ピーターの亡き父の知り合い。
その背景もあって、ピーターはバーナバスに父のような頼もしさや、ウサギたちのリーダーだったピーターが、初めて背中を追う存在に出会う。
そうした都会の野良動物たちとの出会いや、盗みを生業としているバーナバスへの憧れが、今後ピーターが生きていく上で様々な刺激になるんだと思った。
一方、ビアのピーターラビットの絵本に関しても動きがあった。
売れればなんでもいいってわけではない。
商業主義を皮肉っていた。
まとめ
ウサギがスペースシャトルに乗って宇宙に行くお話、どんなものなのか少し読んでみたい気もする。
3作目も4作目も、ピーターと愉快な仲間たち vs マクレガーさん のドタバタ対決を見守っていきたい。