【 Netflix 】「 説得 」ネタバレなし考察レビュー

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今回は、ペンネーム@あるなんさんからの投稿レビューです。

英文学を嗜む方々に人気の、シェークスピアに並ぶ、ジェイン・オースティンの遺作「 説得 」を原作とする映画です。

「 傲慢と偏見 」「 エマ 」等で人気の作家ですが、今作もなかなか面白い恋愛小説、いや恋愛映画となっております。

主演は、フィフティ・シェイズシリーズで有名なダコタ・ジョンソンです。

今作では、ヌードや濡れ場は全くありませんが、彼女の魅力がたっぷり表現されております。

画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

説得

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©︎説得

公開日

2022年7月15日

原題

Persuasion

上映時間

109分

キャスト

  • キャリー・クラックネル(監督)
  • ダコタ・ジョンソン
  • コズモ・ジャーヴィス
  • ニキ・アムカ=バード

予告編

なし

公式サイト

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作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

考察レビュー

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©︎説得

原作は、1818年に書かれた小説です。

映画の作り、セットや服装等、も19世紀の英国が舞台になっています。

主人公の父親や兄弟等は、古いタイプの人間像で、現代のパワハラやモラハラ・セクハラが理解できないオヤジのようです。

主人公のアンは現代人の感覚を持っていて、仕事はできて知恵も働くのに会社で報われない社員のようです。

そんな19世紀のアンが、現代でも通じるラブストーリーを展開します。

アンは殆どの観客にとって親近感があり、感情移入しやすい役柄で描かれています。

今作では主人公がカメラ目線でナレーターをします。

この映画はその説明ゼリフのときのダコタ・ジョンソンがキュートで可愛い。

カメラ目線で話してくるので、私のために説明してくれているかと勘違いしてしまいます。

彼女の魅力全開の演出で、とても素敵でした。

題名の説得(Persuasion)は、相手を口説き落とすような前向きの意味ではなく、真逆でやらないことを選ばせる後ろ向きの意味が強いです。

設定では、アンはウェントワース(主人公の相手役)と婚約するも、家柄や金持ちではないことで周りに説得され、婚約を解消してしまいます。

これ、全体を通して大事な設定なのですが、今作ではサラッと「 名作だからみんな知ってるでしょ?」的な感じで深掘りされません。

説得されて壊れてしまった感情や関係よりも、日常に起きる様々な出来事に対し、真摯に接しているといい方向に向かうことをテーマにしている気がします。

悪く言うと単調な毎日に幸せがある的な感じでしょうか。

いろいろ寄り道しますが、最後はみんなハッピーエンド。

愛に普通はなく、愛は自分で選ぶこと!

まとめ

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今作は、ちょっと派手さが足りない気がします。

秀作であり、ダコタ・ジョンソンの魅力と演技力は最高だと思いますが、代表作とはいかないかなと。

彼女の飛躍は、この後に控えているスパイダーマンスピンオフ映画「 マダムウェブ 」に期待ですね。

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