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【 邦画 】おすすめ映画「 音楽 」時代に逆行した4万枚超の手描きが織りなす心揺さぶるアニメーション、主題歌はドレスコーズによる書き下ろし

こんにちは、ちこしあです。

映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(ささいとー)さんからの投稿レビューです。

ではサクッといきましょう。

↓ ↓ ↓ ↓

はじめまして。ささいとー、です。

今回、語らせてもらうのは「 音楽 」というアニメーション映画。

原作ファンはおろか、山田孝之氏や峯田和伸氏(銀杏BOYZ)、新井英樹(漫画家)といった名立たる業界人をも虜にしている作品です。

当初は、新宿武蔵野館とシネマスコーレ名古屋の2ヵ所のみの上映だったのですが、なんといまでは全国23ヵ所での上映が決まったとか(1/20現在)。

恐ろしやー。

ただ、全国のみなさんに観てもらえると思うと、第三者ながら本当にうれしい。

そんな作り手側の気持ちになれるほど、本作は心に響くものがありました。

爽快感、高揚感、ノスタルジー実にエモい。

なんとも言語化するのが難しい作品に出合ってしまったという感じです。

まぁそんなことを言っても仕方ないので、個人的な「 音楽 」の感想をどうぞ。

 

画像の引用元:「 音楽 」公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

 

作品情報

公開日

2020111

上映時間

71

キャスト

  • 大橋裕之(原作)
  • 岩井澤健治(監督)
  • 研二役:坂本慎太郎
  • 亜矢役:駒井蓮
  • 太田役:前野朋哉
  • 朝倉役:芹澤興人
  • 森田役:平岩紙

予告編

公式サイト

音楽

 

 

ネタバレ・感想レビュー

好きだった点

時代に逆行した4万枚超の手描きが織りなす、心揺さぶるアニメーション

本作の醍醐味といえるのがコレ。

作画枚数4万枚超え、7年以上の製作期間を経て完成したアニメーションは圧巻です。

そこにはなにやらロトスコープという実写で撮影した素材をトレースする技術を用いているとか。

今ではめったに使われない手間暇かかるオールドな手法なんだけど、これがいい味を出しているんです。

それが如実に表れているのが、クライマックスのフェスシーン。

実際にセットを作り、観客を集め、ライブを行い、アニメーションへと落とし込んでいる。

キャラクターたちが生々しいまでに人間味を帯びて演奏している。

こりゃ魅入られるよ。

 たっぷりとした「間」

これまで十数年それなりに映画を観てきたほうですが、これほどたっぷりと「 間 」を使う作品はないような

ただ、たっぷりとした「 間 」というのは時として、飽きにも繋がりかねないんだけど、そんな「間」さえも、シュールに収まる。

それがすごいところ。

クライマックスへの助走というのか、静と動のギャップをうまく作っているんだなと。

特に、研二のべしゃりの「間」は、ついつい前のめりになってしまうほどのお笑い的なものを感じます。

きっとこれは、原作の空気感なんだろうなとか思って、事前に(原作を)チェックしなかった自分を恥じた次第です。

キーマン「 森田 」

本作はポスターにも写っている研二、太田、朝倉の3人が主体として、物語が展開されていくのですが、そこに起爆剤として登場するのが森田くん。

ちょっぴりジョン・レノンに似た出で立ちの音楽好きの青年です。

登場シーンを見る限りでは、やんわりと関わってさよならのキャラかと思ったんですけどね。

誤算でした。

予告でもがっつり映ってしまっているのですが、あの、、彼、、覚醒します。

ここはネタバレすると面白さ半減してしまうので、ぜひ劇場で。

ドレスコーズ「 ピーターアイヴァース 」

いやはや、ある程度この記事を書くに当たって、様々な記事を読ませていただいたのですが、意外と特筆されていなかったのが、ドレスコーズが書き下ろした主題歌「 ピーターアイヴァース 」のこと。

かのミュージシャンの名から取ったであろうこの曲がエンドロールとともに、流れたとき、たっぷりと余韻に浸らせてくれる。

ここで好きな詞をご紹介といきましょう(笑)

パンク フォーク ラップ えっとなんだっけ なんでもいっか

あっとおどろく音楽をはためいて きりひらいてゆけぼくのフューチャー

本作のために書き下ろしただけあって、さすがのリンク率。

それに、志摩遼平氏の儚くそれでいて力強い歌声が乗る。勝手に自分の青春を輝いたものへと書き換え、回顧し始めます。

マカロニ拳法とか、リコーダーの件とか、研二と亜矢の関係性とか、音声の仕組みとか、まだまだあります。

長尺なりすぎてしまうので、これから観に行くという方はこの辺もチェックしてもらえると幸いです。

微妙だった点

亜矢が聖子ちゃんカットだったり、リーゼント野郎が多かったり、パンツがフレア(裾広がり)だったりしていたことから、80年代の空気感を演出しているように見えました。

が、研二が丘の上でタバコを吸うシーンがあり、そこでポイ捨てせずポケット灰皿に吸い殻を入れるんですね。

これもシュールなネタなのか、はたまたコンプラなのか。小さいことながら謎に満ちてます。

岡村靖幸氏の使い方が贅沢すぎる。もっと聴きたい!

見どころ

やはりアニメーションにはドキッとくるものがあります。

フェスシーンは見どころのひとつです。

もうひとつは、はじめてバンドメンバー3人で音合わせをするシーン。

その後の研二のひとことにご注目。

 

 

まとめ

ストーリーは思いのほかシンプルですので、「 ネタバレされた、げんなり 」となる必要はないと思います。

魅力はそこじゃないと。

ロックで青くて最高にかっこいい作品を、ぜひ映画館で。

これはほんとに映画館で観るからこその作品ですよ。

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