今回は、ペンネーム(@幕田たつき)さんからの投稿レビューです。
Netflixオリジナル「 プロジェクト・パワー 」は、これまでにない新感覚アクション作品です。
ジェイミー・フォックス、ジョセフ・ゴードン=レビットの共演はもちろん、飲めば誰でも超人的パワーを得る薬による、斬新なストーリーも必見。
今回は、迫力あるバトルシーンや、凶悪な組織に挑む「 プロジェクト・パワー 」の魅力をご紹介します。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
プロジェクト・パワー

公開日
2020年8月14日
原題
Project Power
上映時間
113分
キャスト
- ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン(監督)
- ジェイミー・フォックス
- ジョセフ・ゴードン=レビット
- ドミニク・フィッシュバック
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
まるでガチャガチャのような超人パワー。
プロジェクト・パワーに登場する薬「 パワー 」は、飲めば誰でも5分間だけ超人的パワーを発揮できます。
とはいえ、アメコミ映画ならこの展開はよく見られます。
しかし、今作は相手がどんなパワーで戦いを挑んでくるのか分かりません。
「 パワー 」の効果は飲むまで分からないのです。
本編では、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じる刑事フランクが「 パワー 」を摂取。
それだけでなく、犯人も「 パワー 」を摂取していることで、異能力バトルが勃発するのです!
敵のパワーにもワクワクする、ガチャガチャのような面白さがあります。
擬似家族の絆を描く今作では、親子の絆も力強く描いています。
フランクに薬を売るのは、同じ街に住む少女ロビン。
彼女はラッパーを夢見ていますが、母親の治療費を稼ぐために、違法な「 パワー 」ディーラーをしているのです。
ところが、自分の娘を「 パワー 」の元締めに誘拐された元傭兵のアールが、ロビンを捕まえます。
最初はアールを警戒していたロビンですが、彼女は父親がいないためアールに協力するように。
まるで疑似親子のような関係を築いていくのです。
最近ジェイミー・フォックスは「 ベイビー・ドライバー 」では凶悪な犯罪者、「 黒い司法0%からの奇跡 」では被告人として裁判に出廷する役を演じています。
だからこそ、彼の父性溢れる役はかなり新鮮です。
嫌いだった点
社会性のメッセージが薄いアールは、違法なディーラーバイトをしているロビンに、その仕事を辞めるように説得する場面があります。
彼は「 社会のシステムに飲み込まれずに生きる 」ことの大切さを訴えるのですが、ストーリーの軸は「 親子愛 」なので、やがてこのメッセージ性は薄れてしまいました。
見どころ
「 パワー 」が読めないアクションシーン。
アールたちがパワーを生み出した組織のアジトへ潜入する場面は、異能力バトルのオンパレードとなっています。
敵は当然パワーを使用してくるので、どんな力で襲いかかってくるか分かりません。
ちなみに、アールは1度だけパワーを使ったことがありますが、あまりにも強力すぎて、「 2度とパワーを使わない 」と宣言しています。
とはいえ、本編で発揮する場面はしっかりあるので、是非チェックしてみて下さい。
主要キャストのギャップも注目。
今作では、フランクとアールのギャップにも注目して欲しいです。
フランクは手段を選ばない熱血刑事ですが、その役を演じるのは「 500日のサマー 」など、どこか草食系っぽい印象なジョセフ・ゴードン=レヴィットです。
すでに役と演者のギャップが凄いですが、フランクはロビンよりも頭の回転が鈍いという、チャーミングなギャップもありました。笑
一方、アールはストイックかつ、頭の回転も早い元傭兵。
敵に感づかれぬよう、身分を隠して行動しているため、ちょくちょく衣装が変わります。
その中で、ロビンの家が動物病院ということもあって、肉球がプリントされたTシャツを来ているシーンがあるのです。
ジェイミー・フォックスが肉球Tシャツを着ている映画は、今作だけでしょう。
考察・疑問点
本編を見ると、主要キャラクターの中には「 パワー 」を飲んでいないため、どんな能力を持っているのか分からない人物もいます。
すると「 続編でパワーを発揮する場面が見れる? 」と考えてしまいます。
Netflixオリジナル映画も、人気があれば続編が制作されので、今作でも期待したいですね。
まとめ

これまでにない、先が読めない異能力バトルを始め、キャラクターのギャップも堪能できるアクション映画。
難しいことを考えずに、純粋にアクションを楽しめる作品なのは間違いありません。
映像演出やCGも綺麗で迫力満点!大きなスクリーンで見れないのが悔しいです。