映画ライフ楽しんでますか? 今回は、ペンネーム@maiさんからの投稿レビューです。
「 夏への扉 」と言えば、ロバート・A・ハインラインの代表作であるSFの名著です。
ファンも多い作品を邦画として、リメイクしながら実写化するのは至難の業だと思いますが、万人が楽しめる作品になっていたと思います。
今回は、原作と比較しながら語っていきたいと思います。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
夏への扉 キミのいる未来へ

公開日
2021年6月25日
上映時間
118分
予告編
キャスト
- 三木孝浩(監督)
- 山崎賢人
- 清原果耶
- 夏菜
- 眞島秀和
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 3]映像[/value]
[value 3.5]脚本[/value]
[value 4]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 3]リピート度[/value]
[value 1]グロ度[/value]
[value 3 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

原作の設定を忠実に再現した脚本になっていたのが、1つの特徴のように思います。
原作はタイムトラベル小説の金字塔ともいえる名作で、さらに日本
人が演じるとなるとハードルも高かったはずです。
しかし、オリジナルのキャラクター・アンドロイド版ピートや、恋愛色をより強く押し出すことで、タイムリープものという堅さが良い意味で抜けていたように思います。
一方で、ドラマ的な展開に重きを置いたため、タイムリープして謎を少しずつ解いていく過程が簡潔にされていて、若干ご都合主義な感じも否めませんでした。
流れは原作とそこまで変わらないのですが、要所をかいつまんでの展開なので、どうしても…という気はします。
この原作をきっかけにバック・トゥ・ザ・フューチャーなどのタイムトラベルものが作り出されてきたので、設定自体が新鮮味に欠けるというデメリットもあるように思いました。
総じていえば、きっと原作を読んだことのある人からすれば、期待以上に楽しめる作品になっていたと思いますが、原作を読んだことない人からすると、
設定などに既視感があってのめり込んでまでは楽しめないのではないかなと感じました。
しかし、キャストに関しては山﨑賢人や清原果耶など旬の若手俳優もいますし、登場人物も多くないうえ、SF特有のとっつきにくい独自設定もないため、
視聴者を選ばないような万人に受け入れてもらえる作品になっていたと思います。
まとめ

三木孝浩監督は、
- きみの瞳が問いかけている
- ぼくは明日、昨日のきみとデートする
- 坂道のアポロン
- ソラニン
などの、爽やかだけど切なさの漂うような映画作りが得意な監督でもあると認識しているので、甘さの少ない爽やかな恋愛ものが見たいなという方にもおすすめです。