映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@おにき)さんからの投稿レビューです。
事件現場を捜査する2人の刑事。
そこには大勢の若者の死体。
なぜ皆死んだのか?
タイトルで結末がネタバレされている新しいタイプのダークコメディ。
大勢の人が死にますが、おバカな展開に笑ってしまうような作品となっています。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
みんな死んだ

公開日
2020年2月3日
原題
Wszyscy moi przyjaciele nie żyją
上映時間
96分
キャスト
- ヤン・ベルツル(監督・脚本)
- ミハル・マイヤー
- アダム・ヴォロノヴィッチ
- ジュリア・ヴィエニアヴァ・ナルキェヴィッチ
- アダム・トゥルチク
- モニカ・クジュフコフスカ
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
キャストがとにかく多く、誰が主役なのか分からないほど普通のルックス男女が集まっています。
一見、モブだらけで主役が分かりにくく、誰がどんな人物なのかを覚えるのが大変そうですが、見ていると各キャラクターがしっかり立っているのが分かります。
1人に焦点を当てずに、群像劇風に演出しているところが面白いポイントです。
今作はちょっとした会話の1つ1つに死因のヒントが隠されています。
冗談で言われた通りの死に方をしていくので、どうやってその死に方に繋がるのか?
フラグを回収していくのが楽しい作品でした。
嫌いだった点
皆が死んでいくまで、パーティーのくだりが長く途中でだれてしまいます。
その割にラストスパートが駆け足すぎて、死に方が雑なキャラがいるのが気になりました。
死んでいく時間をもう少し丁寧に描いて欲しかった。
ポーランドギャグの面白さが理解できないことがありました。
コメディとして見ると独特すぎて好みが分かれそうな作品ですね。
見どころ
ストーリーよりも「 どうやって死んでいくのか」 を楽しむ作品です。
酒やドラッグ、セックスなどなんでもありのホームパーティは、些細なことで大惨事に発展していきました。
冒頭は刑事の捜査から始まります。
大勢の死体にぐちゃぐちゃのパーティー会場。
どうしてこうなってしまったのか、見ている側は何も分かりません。
観賞後にもう1度最初に戻ると「 あのキャラクターがこんな所で死んでいる!」と2度楽しむことができます。
監督はラストシーンを作ってから、映画のストーリーを考えたのではないかと思ってしまうほど。
ラストのギターを演奏するシーンではつい笑ってしまいました。
今までの出来事が一気に回収されていくので、最後の20分は見逃せません。
考察レビュー

初現場の新米刑事は、やる気十分で現場に訪れます。
パートナーとなったベテラン刑事。
2人の感覚はどこかズレていて、会話が成り立ちません。(成り立たないというギャグのような感じ)
ベテランの刑事は、相棒が最近亡くなったと語ります。
しかし、話の軸になりそうな2人の刑事は一切関係がありませんでした。
キャラの濃い2人のエピソードも追いたくなってしまいます。
刑事の相棒の死は何かストーリーがありそうだなと、勝手に考えてしまいました。
この事件の発端は、ある女の子から始まります。
その理由が本当におバカで、そうなるよね。
と思ってしまうくらい無理やりな展開。
ストーリーの細いことは気にせず見れば楽しめるはずです。
まとめ

ブラックコメディ要素が強い「 ファイナル・デスティネーション 」のような作品です。
パーティーでの出来事はあまり印象に残らないほどでして、人が死に始めてからが本番。
ストーリーはあまり重視せず、シュールなギャグや死に方を楽しみましょう。
グロさは控えめ。
何も考えず、映画をサクッと1本見たい人におすすめ。