こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@_yu_hj)さんからの投稿レビューです。
10万分の1 の確率で発症する難病「 ALS 」
治療法はないと言われる難病を発症した莉乃(平祐奈)と蓮(白濱亜嵐演)はどのように立ち向かっていくのか?
原作は少女漫画の「 10万分の1 」
最高にキュンとするトキメキと切ない恋愛。
涙なしでは見られない運命の物語。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
10万分の1

公開日
2020年11月27日
上映時間
112分
キャスト
- 三木廉一郎(監督)
- 白濱亜嵐
- 平祐奈
- 優希美青
- 白洲迅
- 奥田瑛二
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 3]映像[/value]
[value 2]脚本[/value]
[value 3]キャスト[/value]
[value 2]音楽(BGM)[/value]
[value 2]リピート度[/value]
[value 1]グロ度[/value]
[value 3 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

病気と判明してからが涙腺崩壊。
原作を知っていても涙が止まらなくなります。
病気と分かって一番辛いはずの主人公が明るく元気に振舞い、周りに気を使わせないその描写もまた辛く、感情移入してしまう。
彼氏や友人には病気を伝えてはいるが、徐々に体が動かなくなることで周りから不審に思われると思い、クラスメイトが全員いる教室で自分の病気を告白する。
「 どうしても卒業したい。皆の力を貸して下さい。 」
莉乃が皆の前で頭を下げるシーンは、涙が止まらなかった。
青春の時期である高校生活に病気になったことを考えるだけでも辛い。
ラストシーンは賛否両論あるかもしれないが、良くも悪くも莉乃と蓮との未来が想像できるように描いていて好きだった。
好きだった点
序盤、莉乃と蓮はお互い意識はしているが、告白はせず片思いの状態。
その姿は楽しく微笑ましく見ていられる。
蓮が莉乃に告白をし、両想いになってからも幸せな日々が続く。
もしかしてALSかもしれないと医者から告げられた時、莉乃がやりたいことリストを作り蓮と一緒に達成していく。
何気ない日常がこんなにも愛おしいということ。
幸せだということ。
病気が進行するまでに出来ることをしようと必死に行動する中にも笑顔があり、温かい気持にしてくれた。
前半は恋愛映画ならではのキュンキュンがあり、引っ付きそうで引っ付かないもどかしさやデートシーンは青春映画ならではの魅力です。
嫌いだった点
良くある普通の恋愛作品ではなく、病気になるという重いテーマを題材とした作品であるため、思っていた作品と違うと思うかもしれない。
卒業式シーンで蓮が莉乃のことを思い、医学部へ進学しようと決心したシーンはもう少し詳しく描いて欲しかった。
莉乃が自分で歩けなくなり車椅子になるシーンなど、いつの間にか車椅子に乗っていたり、
病気になってから次の症状が出る段階をカットされていることが多く残念だった。
原作を読んでいたため繋がりが分かるが、読んでない人にとっては簡単にまとめられていると感じると思う。
見どころ
運動神経がよくイケメンでクラスから人気がある蓮と、ごく普通の女の子、莉乃。
よくある恋愛設定ではあるが、カップルになってからラブラブの展開とALSと診断されてからの展開と一気に雰囲気が変わる。
彼氏、友人、クラスメイト、先生と全ての登場人物が優しく嫌な奴がいないのも魅力の1つ。
周りにいる人たちの協力で、できないこともでき、莉乃の「 助けて 」という声でクラスがまとまり一致団結していくシーンも良かった。
病気という重いテーマで物語を進めず、明るい場面を少しでも多くしていたのは青春映画だからだろう。
考察レビュー
何冊もある原作を2時間弱でまとめるのは難しい。
作品の終わり方は原作通りではないものの最後は卒業シーンで終わった。
これからの未来をどのように描くかは見た人次第という意味だろう。
まとめ

原作は宮坂香帆先生の「 10万分の1 」全9巻で完結。
涙なしでは読めないと一気に火が付き、累計120万部突破。
原作読まずとも作品の内容は理解できます。
ただ2時間弱で、全9巻ある原作を映像としてまとめるには難あり。
各々のキャラクターについて詳しく知りたい人は原作にチャレンジを!