映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@サラダ)さんからの投稿レビューです。
自分の中に走る電光=自分自身のやりたいこと。
その光を信じるのか、愛する家族の期待に応えるか。
バレエダンサーの有名一家に生まれた少女が、あるときヒップホップダンスに目覚め、どちらの道に進むべきか葛藤する物語。
夢を追いかけている若い世代から、夢を追いかけていた過去がある大人まで楽しめる作品です。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
イントゥ・ザ・ビート ~心のままに踊れ~

公開日
2021年4月16日
上映時間
102分
原題
Into the Beat
キャスト
- シュテファン・ヴェスターヴェレ(監督)
- アレクサンドラ・プファイファー
- ヤラニ・マーシュナー
- トリスタン・ピュッター
予告編
なし
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
ドイツ映画はあまり見たことがなかったのですが、出演している人みんなから情熱を感じました。
ヒップホップのダンスと言っても、誰かの真似をしたり、うまい下手だけで決まるものではありません。
気持ちを表現し、組んだ相手との「会話」をするように踊るのです。
そんなふうに踊る姿は、とても芸術的でした。
ダンサーたちのファッションも良かったです。
ダンスパフォーマンスのシーンは海外アーティストのミュージックビデオのような華やかさがありました。
バレエとヒップホップは対称的なダンスなのに、彼女がヒップホップを踊ると自然とバレエのような振り付けも、美しく溶け込んでいました。
全く違うジャンルでも、自分の身体に染み付いたものがオリジナルの表現力になっていくのだと思いました。
映画としては、よくある題材だとは思います。
親に敷かれたレールを進むのか、自分がやりたいことを突き詰めるのか。
今作はそれでも退屈させない波がしっかりあって、最後まで飽きずに見れました。
最後は、感動して思わず涙しました。
見どころ
役者は表現者なので、感情に合わせて様々な表情をします。
主人公の女性は、綺麗な顔立ちながら表情が豊かでした。
しかめっ面や思いっきり怒った顔、パッションがはじけている顔、不安そうな顔などなど。
他のキャストは割とあっさりしているキャラクターなのもあって、彼女の気持ちや葛藤が目立って映画に入り込めたと思います。
男女のコンビでダンスをするのですが、そのときの映像がロマンチックで惹きつけられます。
一度解散して気持ちが離れてしまっているときも、別の場所で2人で考えたダンスを踊っている場面も印象的でした。
本当にダンスは気持ちで踊るんだなと、素人ながら思いました。
考察レビュー
主人公の女性は、元々バレエもヒップホップなどのダンスもできる人だったのかが気になりました。
どのダンスも表現力に長けていたので、この役のために習得したものなら本当にすごいなと思います。
主人公は長女で、弟がいる家族構成でしたが、可愛いい弟を愛でるシーンが何回かあり、いいアクセントになっていました。
姉や兄ではなかったのも、もしかしたら脚本にこだわりがあったのかなと考えました。
まとめ

他のドイツ映画も見たいと思わせてくれる素敵で情熱ある作品でした。
あまりドイツ文化や国民性を知らないので、もっとそういうものに触れて、ドイツ映画の良さを見つけていきたいです。
どんな人にもおすすめできる映画なので、ぜひ一度チャレンジを。