
戦い続ける女性は美しい。
凶悪なテロリストが発射した16発の核ミサイルから米国を救うため、ひとりの女性が立ち上がった。
戦術と軍事スキルを兼ね備えた彼女が戦う相手はテロリストたちかと思いきや、社会に蔓延る女性たちへの偏見と差別だった!
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
インターセプター


公開日
2022年6月3日
原題
Interceptor
上映時間
98分
キャスト
- マシュー・ライリー(監督)
- エルサ・パタキー
- ルーク・ブレイシー
- アーロン・グレネイン
- マイエン・メフタ
- ポール・シーザー
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


映画は「 WARNINGS 」という物騒な警告から始まる。
物々しい雰囲気の中、颯爽と登場するのは米軍士官JJ・コリンズ。(今作の主人公)
JJを出迎えた女性少佐は「 あなたを女性たちみんなは誇りに思ってるし、あなたに起こったことは他の女性たちにも起きたことです 」と告げる。
何やら訳ありな感じがプンプンするが、早々にJJは過去にセクハラ騒動に巻き込まれた被害者であることが判明。
軍の中で英雄と呼ばれるほどだった男を相手に戦い、JJはセクハラを受けた被害者として見事勝利するが、そこから先は同じ女性としては腹立たしい展開が続くので覚悟してほしい。
おまけに今回登場するテロリストたちも皆、胸くそ悪い連中ばかり。
しかし、そんな男たちだけではないと希望を抱かせてくれるのが、JJの父親(元軍人)と家電売り場の男性店員なのだが、まあこれはぜひ最後まで楽しんで観てほしい。
女性軍人JJを演じたのは、エルサ・パタキー。
カーアクション映画「 ワイルド・スピード 」シリーズの新人警察官エレナ・ネベス役で知られ、今作では鍛え上げられた筋肉美を披露。
どんな過酷な状況に立っても諦めない強い女性を見事に演じた。
彼女の夫はマーベル・コミック原作「 マイティ・ソー 」で有名なクリス・ヘムズワース。
クリスは今作の製作総指揮に名を連ねており、夫婦共同作業で作り上げた作品とも言えるだろう。
このようなアクションムービーは映画館の大画面で観たほうが確実にいいのは分かっているが、この作品はできる限り予算を抑えるためほぼ司令官という場所のみで撮影が行われた。
そのためホームシアターで観ても十分楽しめる作品になっているはずだ。
まとめ


一応、テロリストから米国を救うという一連のストーリーはあるものの、伝わってくるのは「 女舐めんな!クソがっ!」という怒りのエネルギー。
世の女性たちが日々耐えている不快感をJJが代表して男のアソコを蹴り上げるように成敗してくれた。
そんな爽快フェミニズム応援ムービーのような気がしてならない。
ちなみに、クリス・ヘムズワースも「 僕はフェミニストだ 」と公言している男性有名人の1人である。