
ハートウォーミングなポーランド映画。
犬好き、特にダックスフント好きにはたまらない?
他のワンちゃん映画を紹介しながら、今作の魅力を記します。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ハート・パレード


公開日
2022年6月15日
原題
Heart Parade
上映時間
108分
キャスト
- フィリップ・ジルベル(監督)
- アンナ・プロフニアク
- ミハウ・チャルネツキ
- イヴォ・ラジェスキー
予告編
なし
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


ポーランドの田舎クラクフの生活が楽しめます。
行ったことのない場所に、すぐに行けるのが映画の良さのひとつですね。
TV関係のばりばりのキャリアウーマン(次期社長候補)だった、女性主人公マグダは、犬が大の苦手。
ランニング中に、前に小さなワンちゃんがいると怖がって迂回したり、社長の大事なワンちゃんの世話を任されたものの…
大失敗を犯してしまったり。
作中、ダックスフントが何度も登場しますが、マグダが田舎のスローライフな生活に徐々に馴染んでいく中で、犬嫌いを克服していく過程が良かったです。
シングルファーザーの家に居候することになったキッカケ(息子のイタズラ)も面白かったですが、最初の訪問日に、家主クシシュトフのイチゴまみれのエプロン姿と手にした包丁、
息子の助けてーという光景を目にしたマグダが、「 悪魔のいけにえ 」のレザーフェイスと見間違え警官を呼ぶシーンが、ツボにハマりました。
好きなシーンは、クシシュトフの友人ヴィクトルが、レストランで弾き語りを始めるところ。ギターと歌、彼自身の雰囲気が、エリック・クラプトンのようで、マグダと一緒に聞き惚れました。
素敵な音楽を堪能できるのも、映画の魅力ですね。
今作では、ダックスフント・パレードとして親しまれる町のイベントの準備の過程を描いていますが、犬好きでもそうでなくても、犬に親しみを持てるようになるのが、最大の魅力でしょう。
ワンちゃん映画の代表作といえば
- 101匹わんちゃん(1961)
- 南極物語(1983)
- ハチ公物語(1987)
- 星守る犬(2011)
が思い浮かびます。
他にわんちゃん映画ではないものの、犬が登場する良作を挙げるとすれば下記です。
- アイ・アム・レジェンド(2007)
- 氷が世界を隔てても(2022)
ただし、両作とも、ワンちゃんにとってのハッピーエンドではないので、ご注意ください。
まとめ


ポーランド映画は初めてでした。
人生は急ぎすぎないほうが良い。
前へ進むなら、新幹線の早さではなく、ロバの、いや、ダックスフントの速度で。