Netflix「 グレイト・ナショナルパーク 驚きに満ちた世界 」第2話、チリ領パタゴニアに旅行したい

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オバマ氏が妻と娘たちと、数年前にチリ領パタゴニアで目にしたのは雪をかぶった山々、澄み切った湖、手つかずの自然でした。

パタゴニアでは、しっかりとした保護が急速に進んでいます。

第2話では、パタゴニアの国立公園と、そこに住む生物たちを紹介します。

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目次

グレイト・ナショナルパーク 驚きに満ちた世界

原題

Our Great National Parks

公開日

2022年

上映時間

51分

予告編

キャスト

  • バラク・オバマ

公式サイト

グレイト・ナショナルパーク 驚きに満ちた世界

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
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  • 総合評価

解説・考察レビュー

パタゴニア

南米大陸の西沿岸にあるチリは、世界一細長い国(南北の長さは4000キロ以上)で、南部にチリ領パタゴニアがあり、広大な土地が24の国立公園に分かれています。

世界最長の山である、アンデス山脈は、まるでこの地域の背骨のよう。

沿岸には、荒々しい太平洋の波。

パタゴニアは国立公園のあり方を再定義しているのです。

トーレス・デル・パイネ

トーレス・デル・パイネ

有名なのは、トーレス・デル・パイネ。

公園を象徴する三本の塔がそびえ立っています。

公園には、チリ最大の捕食者ピューマが多数生息しています。

リャマの先祖であるグアナコ(ラクダ科)が一番の獲物。

アルパカによく似ています。

見所は、グアナコ対ピューマのシーン。

保護区のおかげで、この公園は世界一ピューマが密集する場所になりました。チリ南部では、威厳のあるこの動物の数が、徐々に回復しているのでした。

パタゴニア国立公園

パタゴニア国立公園

アンデス山脈を北に500キロのパタゴニア国立公園。

最近、国立公園になったばかりで、それまでは羊の放牧場でした。ピューマなどは迫害されていましたが、家畜は他にうつされ保護されたことで、自然のバランスが戻り始めています。

ピューマが少ないためグアナコの数がすぐに増えました。

農業用の柵が取り払われたことで、グアナコは自由に行動でき遺伝的多様性が保たれるのです。

母グアナコは妊娠期間を経て、群れの安全性を保つため、同じ時期に出産。約2週間のうちに約1,000頭の赤ちゃんが生まれます。

グアナコの数が増えることで、ピューマの個体も増え、自然が回復するのです。

セロ・カスティージョ国立公園

セロ・カスティージョ国立公園

チリでは、2017年から自然豊かな土地を結ぶ計画が開始。

国立公園を他の保護区や海洋公園とつないで、野生生物保護の大きな回廊を作り、12万平方キロにも及ぶ区域を結ぶのです。

その中心にあるのは、セロ・カスティージョ国立公園。

コンドルは、ここで、絶滅の危機から回復しました。彼らは木に覆われた崖に巣を作り、毎日、餌を求めて何百キロも飛びます。

昔は家畜を守るため、狩られたり毒殺されたりしましたが、今、この立派な鳥の個体数は、回復しているのです。

コンギジオ国立公園

コンギジオ国立公園

1,000キロほど北上すると火山の多い地域に。その最北端にあるのがコンギジオ国立公園です。

絶滅危惧種のチリマツ(別名モンキー・パズル)の最後の自生地。

高さ50メートルにもなる木で、かつてはパタゴニア北部でよく見られましたが、今では限られた場所にしか生えていません。

世界最小の鹿プーズや、チリクワガタ(スタッグ・ビートル)は、ここだけに生息しています。

保護区の空は、晴れた日には太陽系の惑星も見えます。天の川の星々も、銀河系から最も近い銀河の光も、肉眼で見えます。

夜行生物、チロエオポッサム(スペイン語でモニート・デル・モンテ=山の小猿)※有袋類

彼らは毎晩、自分の体重くらい食べることで、種を木の下にまき散らし、一生の間に最低20種類以上の植物を繁殖を助けるのです。

この小猿たちの助けを借りて、バルディビアン湿帯雨林が、再びアンデス山脈から太平洋まで広がるかも知れません。

サン・ラファエル氷河

サン・ラファエル氷河

チリの海岸線の長さは6,400キロ以上。最終氷期に、氷河は山頂から海へと流れ、迷路のようなフィヨルドが形成されました。

氷河は、もうあまり残っていません。

サン・ラファエル氷河では、春になると美しい歌声がフィヨルドに響き渡ります。ヒョウアザラシの鳴き声です。

様々な音域やピッチでラブソングを巧みに奏でながら、昼も夜も歌い続けて、パートナーを探しているのです。

ディエゴ・ラミレス諸島

ミナミイワトビペンギン

チリ本土の最南端から約100キロ。

亜南極地帯にあるディエゴ・ラミレス諸島。

パタゴニアの数少ない海洋保護区の1つ。

沖合では三つの海(太平洋、大西洋、南極海)が衝突しています。

島々には200万羽以上の海鳥アルバトロスや、ミナミイワトビペンギンが住民です。

そして、海のライオン、オタリアが、餌を求めて海を泳ぐペンギンたちを、3倍のスピードで追いかけます。

この海洋公園によって約14万平方キロが保護され、チリ領パタゴニアの野生生物保護の回廊が、南極の保護区の手前まで拡大しました。

この公園のネットワークでは、200種以上の鳥類や哺乳類を驚くほど様々な風景の中、守っているのです。

まとめ

野生生物に限りません。

国立公園の土地と植物はスポンジのように、二酸化炭素を吸収し、気候変動を抑制することで、地球上の全生物が大きな恩恵を受けるのです。

チリ領パタゴニアは我々が、自然と協力し、国立公園の真価を信じた時に、何が実現できるかを示す、素晴らしい例なのです。

執筆者

文・ライター:ジョナさん

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