
ノンストップで悪いか。
瞬間瞬間を見落とすと追いつけなくなる程の怒濤の展開。
観終わると深呼吸したくなる程に息が継げない。
「 アベンジャーズ シリーズ 」を盛上げた監督のルッソ兄弟が「 アベンジャーズ:エンドゲーム 」「 21ブリッジ 」の如くノンストップで描くアクション・サスペンス。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
グレイマン


公開日
2022年7月22日
原題
The Gray Man
上映時間
122分
キャスト
- アンソニー・ルッソ / ジョー・ルッソ(監督)
- ライアン・ゴズリング
- クリス・エヴァンス
- アナ・デ・アルマス
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


CIAの非合法ベテラン工作チーム「 シエラ」
CIAがスカウトした投獄されていた彼らは、犯罪を犯した者たち。
国家の合法にせよ「 007 」「 ジャック・ライアン 」
非合法・非政府にせよ「 ミッション・インポッシブル 」民間にせよ「 キングスマン 」「 チャーリーズ・エンジェル 」
人気作品であればあるほどに、現行キャストでシリーズ継続は難航してしまう。
ヒット作品になればキャストの名は売れて、撮影予定と予算の問題が発生する。
では、新たに刷新するか?
原作はどうするのか?旧い作品やシリーズ全体の歴史の把握と継承。
時が経つに連れて悩ましい企画になっていくだろう。
そんな中で「 グレイマン 」の原作は、2009年にマーク・グリーニーが発表。
2021年現在で「 暗殺者シリーズ 」として10作品展開している。
上記で呈示した「 ジャック・ライアン 」シリーズは、本来の原作者「 トム・クランシー 」と共作発表している。
だからこそ、現代世界で多く存在する政府系、非政府系と多岐にわたっている諜報・暗殺・陽動等々の組織について、徹底的に調査した上での上質なサスペンス・ストーリーを展開している。
今回のキャスト配置も絶妙で、どのキャラクターも申し分ない。
強いて言えば、クリス・エヴァンスが10年演じたスティーブ・ロジャースのイメージと、クリスの演技メソッドに残留してるのか?
いやいや、否定とかダメ出しではなくて、この印象は僕の中でも残ってしまっている要素なのだ。
クリスは今後の配役も捉え、相当に役作りをしてる。
一見すると軽薄利己的な雰囲気は「 ファンタスティック・フォー 」のヒューマン・トーチを演じた若い頃のクリスも思い出したとも言える。
ライアン・ゴズリングは「 ラ・ラ・ランド 」や「 ブレードランナー2049 」とは異なるキャラクターを構築している。
痛みや苦しみを淡々に淡々に押し隠し冷静に任務を遂行する、最高にクールなエージェントを演じている。
その上で、2023年公開予定の「 バービー 」のケン役は、今作と180度異なるキャラクターを演じることになる。
もうカメレオン俳優と称しても良いのではないだろうか?
他にも「 ブレードランナー2049 」「 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 」のアナ・デ・アルマス。
「 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 」のジュリア・バターズと期待膨らむ配役で、今後の続編を是非とも期待したい作品。
まとめ


「 ラ・ラ・ランド 」のラストシーンの瞳から、雪崩込むように「 グレイマン 」を鑑賞することを、映画好き女子にはお勧めしたい。