映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム@パラムさんからの投稿レビューです。
親になる心の準備もできていなかった男が突然愛する妻を亡くし、シングルファザーに。
悲しんでいる暇さえ与えられない赤ん坊との過酷な毎日。
想像もできない現実にぶち当たりながらも、男が少しずつ父親になる姿を温かく描いています。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ファザーフッド

公開日
2021年6月18日
原題
Fatherhood
上映時間
110分
予告編
キャスト
- ポール・ワイツ(監督)
- ケヴィン・ハート
- アルフレ・ウッダード
- リル・レル・ハウリー
- メロディ・ハード
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

冒頭から不安要素は盛りだくさん。
我が子がもうすぐ産まれるというのに、妻から頼まれていたベビーベッドは完成されておらず、言動からもあまり父親になる自覚を感じられない。
でもこれって当たり前で、父親という役割において学校の勉強のように、誰かが教えてくれるわけではないんですよね。
突然シングルファザーになってしまったマシューは気の毒ですが、周囲の環境に恵まれていたと思います。
友人、妻の両親、自分の母親、会社の上司など。
彼らが温かくフォローしてくれていたのが印象的で、孤立していなかったのが良かった。
育児をしていると、社会から見捨てられたような気持ちになる時があるけれど、この上司はマシューを信じて切り捨てなかった。
友人たちは、どん底に落ちたマシューにいつも笑いをもたらしてくれた。
この関係性が素晴らしいです。
誰でも自分がしっかりと親になれているか不安になる時はありますが、友人がマシューに投げかけた「 自分に厳しすぎる 」という台詞に頷いてしまいました。
マシューは「 最低限の世話だけだ 」と口にしますが、個人的にはそれで十分だと思っています。
放置でもダメだし、過保護過ぎてもダメ。
子育てに正解はない。
「 完璧 」という言葉を捨ててしまった方が、互いが幸せになれる近道になるのではないでしょうか。
劇中での学校スカート問題シーン。
これは親によって対応が変わるだろうけど、どんな選択をしたとしても、皆こどもの幸せを1番に考えているはず。
マシューのあの対応は、ユーモラスでありパーフェクトなのは間違いないです(笑)
まとめ

実際に子育てしている人が元気になれる言葉、掛けてほしい言葉が、劇中に多く登場するので、子育て世代に見て欲しい作品です。