映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@bon)さんからの投稿レビューです。
彼女にとって1番の存在でありたいけれど、幼馴染との居心地の良い関係を崩したくない。
そんな葛藤のなかで勇気を持って一歩踏み出す姿は、恋の美しさを感じさてくれる。
インドネシア映画の今後に期待できる作品の1つである。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
恋は降りしきる雨のよう

公開日
2020年10月15日
上映時間
1時間26分
原題
Love Like the Falling Rain
キャスト
- ラスジャ・ファウジア・スサトヨ(監督)
- ジェフリ・ニコル(主演)
- アウロラ・リベロ
- アクセル・マテュー
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
ケビン(主人公)のナラ(幼馴染)に対する気持ちが分かり易く表現されて見やすかった。
ナラに翻弄されるケビンの姿は、まさしく青春の1ページと言えるだろう。
彼らが大人になったとき、学生時代の良い思い出として蘇ってきそうな物語だった。
劇中に登場する自然は、とても美しく迫力があった。
聳え立つ岩壁や水飛沫が舞う滝は、実際に見に行ってみたいと思うほどだった。
嫌いだった点
恋多き幼馴染に振り回される主人公。
というものが映画のベースにあるのだろうが、ナラが様々な男子たちと恋に発展する展開の早さは、なんとなくではあるが違和感があった。
小さい頃からの幼馴染であるならば、学園生活期間全てで物語を作った方が良かったのでは?と思う。
劇中の舞台セットが、若干チープに感じた点も個人的に気になるところである。(日常のワンシーンとしては綺麗すぎる)
見どころ
良くも悪くも物語の展開が早すぎるので、映画全体が見どころと言えるだろう。
ケビンとナラが2人でカフェで寛ぐ姿は、微笑ましく見ることができる。
アイスを2人で仲良く食べるシーンは幼馴染らしさを感じた。
考察レビュー

ナラは本当にケビンの気持ちに気付いていなかったのだろうか?
ケビンの気持ちがナラに勘付かれたであろうシーンが何度かあったように感じたが。
ただ単に確信が持てなかっただけなのかもしれないが、あまりにも鈍感すぎではと感じて、ティアラがいつからケビンを好きになったのか?
ティアラのその後が気になる。
ケビンとの別れ方が雑に感じたので、その後の関係性はどうなったのか気になる。
あまりにもティアラが良い性格すぎたので、個人的には彼女を1番応援したい。
ナラはケビンを好きだったのか?という疑問がある。
劇中でナラがケビンに対して恋愛的な好意を寄せている描写が、具体的に描かれていなかったように感じる。
単に私が感じ取れなかっただけかもしれないが。
物語の前半部分で、ナラがケビンに対して「 親友よ 」と伝えているシーンが描かれている。
そのシーンから考察すると、ナラはケビンに対して恋愛的な好意はなかったのでは?と感じた。
まとめ

今作はティーン映画に分類される作品であるため、若い世代は共感しやすいと思うが、ある程度の年齢に達した大人にはあまり刺さらないかもしれない。
インドネシア映画を見るのは初めてだったが、これからのインドネシア映画の進化に期待したい。