「 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 」考察レビュー
映画ライフ楽しんでますか? 今回は、ペンネーム@テオさんからの投稿レビューです。
伝説の殺し屋が誰も殺さずに少女の心を救う!?
V6の岡田准一さん本人による超絶アクションが堪能できる今作ですが、魅力はそれだけではありません。
人間ドラマを中心にした今作の魅力を語っていきたいと思います。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ザ・ファブル 殺さない殺し屋
公開日
2021年6月18日
上映時間
131分
キャスト
- 江口カン(監督)
- 岡田准一
- 平手友梨奈
- 安藤政信
- 黒瀬純
- 好井まさお
- 橋本マナミ
- 宮川大輔
- 山本美月
- 佐藤二朗
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 4]映像[/value]
[value 4]脚本[/value]
[value 5]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 3]リピート度[/value]
[value 4]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー
南勝久さんのコミックを実写化した今作では、世界に誇るアクション俳優こと岡田准一さん演じるファブルが世界基準アクションを繰り広げます。
危険なスタントに「 ジョン・ウィック 」もビックリな銃さばきの数々には圧倒されます。
前作では披露されなかった木村文乃さん演じるヨウコのセクシーなアクションシーンも必見。
私が推したいポイントは人間ドラマパート。
というのも、上映時間131分の中でアクションが占めている割合は少なく、多くを占めるのが下半身付随の少女ヒナコの物語。
心を塞ぎ込み現状を変えたいが、自暴自棄になっている複雑な心情のヒナコを、平手友梨奈さんが見事に表現されていました。
ファブルは彼女の背中をそっと見守ります。
世を知らない彼だからこそ出てくるストレートな言葉の数々に、ヒナコや見ている私たちまでもが心を奮い立たされていきます。
そんな2人を精神的に追い詰めていくのがファブルへの復讐に燃える宇津帆。
昼間は紳士的に振る舞い子供の安全を考えるNPO団体の代表、裏では誘拐ビジネスをしては殺人を重ねていく凶悪な男です。
彼の最も恐ろしいのは、表と裏どちらの時もテンションが変わらないのです。
変わる時があるとすれば、それは人を騙す時の演技。
他人を道具としか思っておらず、子供に優しく接していた笑顔の嘘が明らかになった時、思わず戦慄してしまいました。
自分の身近な人も実は…と思わず想像してしまうようなリアリティ。
演じた堤真一さんの笑顔がまともに見れなくなる程の強烈な演技でした。
まとめ
結論として、サイコサスペンスと超絶アクションがダブルで楽しめる作品でした。
次はどんな敵と闘うのか?
ファブルは無事に人を殺さない命令を守り切ることができるのか?
3作品目を楽しみにしております。