【 Netflix 】「 もう終わりにしよう。 」考察レビュー

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もう終わりにしよう。
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映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@Yoko)さんからの投稿レビューです。

理解不能な作品「 もう終わりにしよう。 」

変わった物語を多く手がけてきたチャーリー・カウフマンの新作は、今までにないほど難解な作品になっていました。

しかも物語が終わりに近づくにつれて、待っているのは厳しい現実でした。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

もう終わりにしよう

もう終わりにしよう。
©️もう終わりにしよう

公開日

202094

原題

I’m Thinking of Ending Things

上映時間

134

キャスト

  • チャーリー・カウフマン(監督)
  • ジェシー・プレモンス
  • ジェシー・バックリー
  • トニ・コレット
  • デヴィッド・シューリス

予告編

公式サイト

もう終わりにしよう。

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

感想レビュー

もう終わりにしよう。
©️もう終わりにしよう

好きだった点

全く分からない物語。

これはチャーリー・カウフマン作品が好きな人には、さすがと思わせる展開になっています。

しかも今までの彼の作品の中で1番と言っていいほど、理解不能です。

正直、物語の中盤まで何が起きているのが全くわかりません。

彼氏と別れたい彼女が「 もう2人の関係を終わりにしよう 」と考えているという簡単なストーリーではありませんでした。

登場人物が少ない中、どんどん会話が展開されていきます。

きっとこの会話の中にこの作品のヒントが隠されているのだろうと、ついていくのに必死でした。

それでも面白いのがチャーリー・カウフマン作品。

ジャンルさえ分からない作品の謎の展開に、どんどん引き込まれてしまいます。

きっと最後に何かが待っていると思いながら期待して最後まで見てしまう作品です。

残念だった点

これは作品ではなく自分自身に対して残念だと思ったのですが、映画の中のセリフで「 オクラホマ! 」「 こわれゆく女 」についてカップルが会話するシーンがあります。

私はどちらの作品も見ていなかったので「 しまった! 」と思いました。

きっと2つの作品を見ていればもう少し理解できていたはずです。

2つの作品を見てからもう1度「 もう終わりにしよう。 」を見直そうと思いました。

そういう意味でも作品評価のリピート度は高くなっています。

見どころ

後半につれて少しずつでしが、作品の全体像が見えてきます。

それが分かった時、ちょっとだけ満足感が得られます。

ジェイクの彼女の正体が分かった時に、作品の前半で何を見せられていたかが分かります。

分かると同時に悲しい現実が待っていますが。。。。

難解な作品の中に示されていたのは、孤独に老いていく人間の厳しい現実でもありました。

何回見ても完全には理解できない作品ですが、それがこの作品の楽しさでもあります。

物語自体は全く楽しくない展開が続きますが、この作品を何度も見たいと思わせるのがチャーリー・カウフマン監督の凄さです。

改めて監督の奇才さを堪能できる作品でした。

考察・疑問点

もう終わりにしよう。
©️もう終わりにしよう

ここから「 もう終わりにしよう。 」のネタバレです。

彼氏と別れたい女性が彼氏に別れを告げられない。

そんな物語なのかと思って見始めた、作品はとんでもない方向に進みます。

彼氏の実家に行くと不思議な現象が続くのです。

実はこれ全て彼氏の妄想だったんです。

ジェイクという男性がずっと見続けていた妄想が描かれていました。

辻褄が合わない展開が起こるのは、妄想だったからです。

「 妄想 」と解れば話自体は理解できますが、妄想を抱き続けて生きてきたジェイクの人生は寂しいものでした。

1人で老いているだけです。

そしてそんな彼は今でも妄想を見続けています。

「 もう終わりにしよう。 」というのは、恋人同士の関係ではなく「 妄想 」を終わりにしようということです。

そしてそれはジェイクにとっては自分を終わらせることなのかもしれません。

まとめ

もう終わりにしよう。
©️もう終わりにしよう

分かりにくい映画「 もう終わりにしよう。 」

恐らく見る人を選ぶ作品かもしれません。

不思議な映画が好きな人、チャーリー・カウフマンが好きな人にはオススメの作品です。

もう終わりにしよう。

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