
アダム・マッケイ監督とレオナルド・ディカプリオが、タッグを組んだNetflixオリジナル作品。
配信は12月24日からだが、先行で映画館での上映が12月10日から始まった。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
ドント・ルック・アップ


公開日
2021年12月10日
原題
Don’t Look Up
上映時間
138分
キャスト
- アダム・マッケイ(監督)
- レオナルド・ディカプリオ
- ジェニファー・ローレンス
- ロブ・モーガン
- ジョナ・ヒル
- マーク・ライランス
- タイラー・ペリー
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


個人的にものすごく楽しみにしていた作品。
豪華すぎるキャストが大集結の今あ作は、むしろ豪華すぎて逆にまとまらないんじゃないか?
と少し考えてしまうほどだったが、実際に鑑賞してみると絶妙にうまくまとまっており最高に面白い作品だった。
レオナルド・ディカプリオ演じる天文学者のランドールと、ジェニファー・ローレンス演じる教え子のケイトが、地球衝突の恐れがある巨大彗星を発見し、世界中に危険を知らせようとするところから始まる。
人間をこれでもかというほど皮肉ったアメリカン・ブラックコメディだった。
地球が崩壊するのに発表を信じなかったり見ないふりをする国民と、それをうまく利用しようと目論む政府。
一生懸命声を出して世界中に危険を発信しているのに、そんな2人を異常者として扱おうとする世間。
昨今のコロナが流行りたてだった約2年前も、まさに似たような光景があったように感じる。
この映画でもそうだったが、崩壊寸前ギリギリのところで国民が焦りだすという光景があった。
コロナに関してもだが、最初はどこか別次元のような感覚でいて、毎日のニュースや緊急事態宣言によりだんだん焦りが出てきたように思える。
ただ、会話のテンポや編集が面白すぎるので終始笑っていた。
2時間半の作品だが、飽きる瞬間がなくずっと楽しめる作品だった。
時折出てくる宇宙の映像がとても綺麗だ。
たくさんの惑星の中で、地球に向かってくる巨大彗星の映像はぜひスクリーンで体感してみて欲しい。
美しさと恐怖が同居するような不思議な感覚になった。
さすがNetflixと言わざるを得ないような、膨大な資金を使ったであろうロケットの打ち上げシーン、たくさんのエキストラなど、やはり桁違いの映画製作をしていた。
映画の内容ももちろんだが、そういった製作の裏側も気になってしまうのがネトフリ作品だ。
この作品に「 Don’t Look Up 」というタイトルをつけたのが個人的にすごく好きだった。
彗星が衝突するのに「 上を見るな 」
最高に皮肉めいたタイトルだ。
まとめ


それぞれが迎える世界の終わりは、人によって違う。
「 世界が終わる日に何したい? 」という質問がよくある。
果たして、本当に最後の日にそれをしたいかと考えると、この作品を観たあとだと考えが変わるかもしれない。
映画が終わってもエンドロールで席を立たないことをオススメしたい。