こんにちは、Johnです。
映画ライフ楽しんでますか?
今回は、清水健斗さんという映画監督にお会いする機会がありましたので、忘備録として記事にしました。
Voicyに録音していたのですが、誤操作で削除ボタンを押してしまい、音声が全て消えてしまいました。
よって、記憶を辿りながら記事を書いています(無念)
サクッといきましょう。
目次
清水健斗(監督)作品
主な代表作品
- 瞬間少女 (2013年)
- 漂流ポスト(2017年)
ショートムービーもあります。
▶︎ 詳細はこちら
「 瞬間少女 」はアマゾンプライムで試聴可能です。
東日本大震災から9年。
生かされた人間として、映像に関わる人間ができる事として制作したのが映画「漂流ポスト」。順調に上映回数も増やし、微力ながら風化防止に努めてきたつもりです。でも、ニュースや新聞のTV欄を見て確実に扱いが小さくなっていて風化が進んでいると感じた。— 清水 健斗 (@kento_shimizu) March 11, 2020
「 漂流ポスト 」は、東日本大震災を題材にした短編映画。
▶︎ 制作までの経緯
映画業界のこと
日本の映画業界
タイ、中国、フィリピン、韓国などのアジア諸国での映画クオリティは非常に高くなっています。
日本の映画業界は、このままだと世界から取り残されてしまうという危機感を感じているというお話をしていました。
韓国映画と邦画の違い
せっかくの機会なので、僕個人から監督に質問してみました。
ズバリ、「 韓国映画はレベルが高いと言われていますが、日本映画との違いについて教えてください 」
シンプルに言うと下記のとおりです。
韓国映画〜画で見せるのが韓国映画
日本映画〜セリフを聞かないと内容が分からない
少し記憶が曖昧ですがお許しくだされ。
もう少し掘り下げると、
韓国映画は国内向けに制作しているのではなく最初から世界を意識して映画が作られている。
日本映画は、国内向けに作られており世界を意識して作られていない。
またまた深ぼりしますと、
韓国映画は映像をみるだけで内容が理解できるのに対して、日本映画は映像だけでは内容の理解が難しい=セリフが多い。
どうやら、その違いが世界から評価される基準となるようです。
「 パラサイト 」が世界的に評価されたのは、最初から海外に向けて評価される前提で映画作りをしていたからですね。
公式LINEメンバーからの質問をぶつけてみました
映画監督になる方法
監督からの金言は、「 まずなんでもいいから撮れ 」とのことでした。
最初に撮った作品のクオリティはクソでもOKでして、まず撮ってみることが大切だと言っていました。
監督自身は、映画監督になるための勉強は全て独学でやったそうです。
清水監督が最初に撮った作品は、トイレで変な音が聞こえる作品だったそうです(笑)
プロデューサーと監督の違い
プロデューサーは、簡単に言うと全体を統率する人でして、監督は主に現場を統率する人。
自分に映画監督として撮影するセンスなければ、映画監督を連れてこればいい話とのこと。
映画監督を連れてくると大抵は、キャストや撮影スタッフなどは監督の人脈やらで揃ってしまうことが多いそうです。
なので、映画を作りたい人は、プロデューサーの立場として作品に携わっていくのか?
現場監督として作品に携わっていくのか?
この2点で今後の方向性がかなり違ってくるそうです。
日本映画が世界と戦っていくためには?
まず日本映画が世界から評価される土台に上がることですね。
日本は評価される土台にすら立てていないので、海外に向けて映画を作るべきと。
日本映画は、社会性が足りないということも言ってましたね。
よく邦画がダメな理由を見る側の責任にする人がいますが、それは間違いでして、邦画がダメな理由は作り手側の責任だと。
たしかにと思いました。
映画1本あたりの収入は?
こればかりは契約によるとのこと。
契約次第で自分に入ってくる収入も変わります。
本編で使われないシーンがどれくらいある?
脚本1ページあたり400文字程度でして、実際に撮影すると「 間 」なども含むため、1ページ1分に収まるそうです。
140ページの脚本であれば、140分。
すいません、ここは記憶が曖昧です(笑)
俳優を選ぶ際のこだわりは?
自然体でやらせる場合と演技をさせる場合があるとのこと。
実際に「 漂流ポスト 」では手紙を書くシーンがあり、実際に俳優さんに手紙を書かせたそうです。
例えば、手紙を書かせて「 あっこの子は自然体で撮影した方がいい、この子は自然体よりも演技を入れた方がいい 」という具合に。
原作を映画化することへの考え
原作と原案で分けて考えるべき。
原作であれば、忠実に描くべきであり、少し手を加えるのであれば原案とすべきというお話でした。
まとめ
はい、記憶が曖昧でしたが何とかまとめることができました。
世界の名だたる映画監督は、黒澤映画から学んだ人が多くいますよね。
クリストファー・ノーランもそのうちの1人ですね。
かつての日本映画のレベルは世界的に見てもトップレベルだったのです。
作り手側がいい作品を作って見る側を育てていくべし。
非常にいいお話を聞くことができました。
やはり、映画監督になるためには「 学校などに行って学んでからでないとなれない 」
と思っている人は多いはずです。
とはいえ、今回の話を聞くと、独学でも映画監督になれるということが判明しました。
僕もITの試写会に行った時のことを思い出しました。
アンディ監督も同じことを言っていたなと。
映画監督になる方法は、「 まず何でもいいからショートムービーを撮ってSNSやYoutubeにアップしてください 」
これが大切だそうです。
結局、行動しろということですね。
納得です。
完