映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@紺野 )さんからの投稿レビューです。
Netflixにて2020年に配信されたばかりの作品「 悪魔はいつもそこに 」
マーベル作品で有名な「 スパイダーマン 」や「 ウィンター・ソルジャー 」、世界的にも名の知れた「 ペニーワイズ 」や「 バットマン 」を演じた豪華俳優陣が登場します。
優秀なキャストが集まり、最高の傑作となっています。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
悪魔はいつもそこに

公開日
2020年9月16日
原題
The Devil All the Time
上映時間
138分
キャスト
- アントニオ・カンポス(監督)
- トム・ホランド
- ロバート・パティンソン
- ビル・スカルスガルド
- セバスチャン・スタン
- ハリー・メリング
- エリザ・スカンレン
- ミア・ワシコウスカ
- ライリー・キーオ
- ジェイソン・クラーク
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
主人公であるアーヴィン(トム・ホランド)の心情や立ち位置が変化していき、周りの環境が覆っていく雰囲気がとても良かったです。
例えば、アーヴィンは家族であるレノーラの復讐を理由に牧師を銃殺しますが、後々になって我が身へと降りかかってきます。
つまるところ「 誰かを傷つければ誰かに傷つけられる 」という連鎖を起こし、誰か1人が死ぬとアーヴィンへの視線が変化するのです。
通常の作品であれば意味のない死が存在しますが、今作には意味のない死がありません。
そういった点にとても新鮮味を感じ、かなり満足度の高い作品だと考えています。
嫌いだった点
世間的に「 胸糞が悪い 」といわれるシーンが非常に多く、見る人をかなり選ぶ作品となっているような気がします。
というのも、全員が大切なものを失うバッドエンドとなっているからです。
そのため、最初から最後まで不幸だったアーヴィンが幸せになるハッピーエンドもアリだったのではないかとは思います。
見どころ
特に” 拳銃の扱い” に強い関心を抱きました。
リー・ボーデッカー保安官が銃弾を放つときに、音が響かないように銃口にタオルを被せるシーンがあります。
タオルによって発砲音を抑えているのはリアリティがあり、そういった現実感のある描写が見どころです。
考察レビュー

ウィラードは何故アーヴィンではなくジャックを殺したのか?
物語の序盤で、9歳のアーヴィンと共に暮らしていた愛犬ジャック。
ある日、母親であるシャーロットがキッチンで倒れており、検査の結果末期ガンであることが判明する。
そこで、父親であるウィラードは「 シャーロットを助けるには神に生贄を捧げなければ 」と考え、その生贄としてジャックを殺す。
ウィラードは祈りの木の前で死んだジャックを差し出し「 アーヴィンの大切なものです、どうかシャーロットをお救いください」と言うが、
なぜアーヴィンではなくジャックを殺したのでしょうか?
これは、” ウィラードはアーヴィンを大切にしていたから ” という考察が思い浮かびます。
というのも「 大切なものを生贄に捧げることで、シャーロットを救うことができる 」ということでしたが、ウィラードにとって大切であるはずのアーヴィンを生贄に捧げませんでした。
これは、ウィラードがアーヴィンを大切以上の存在として想っており、その代わりとしてアーヴィンの愛犬を生贄に選んだのでしょう。
アーヴィンはいずれ死ぬのか?
何だかんだでアーヴィンは多数の人を殺害しました。
では、その行いをもとに我に返ってくる設定の今作では、最後にアーヴィンが死ぬということになるのでしょうか?
僕の予想としては「 アーヴィンは最後に死ぬ 」となります。
というのも、聖書において” サタン(=悪魔) “が殺した人々の数は10人です。
一方、今作で命を失った主要キャラはおよそ9人です。
すなわち、最後の10人目になるのがアーヴィンではないかと予想されます。
聖書と今作を結び付けるのもあれですが、アーヴィンのその後にはとても興味が湧きますね。
▶︎ ザ・ウォーカー
まとめ

いかがだったでしょうか?
Netflixオリジナル作品となっていますので、劇場で観賞できないのは少し寂しいです。
とても凝っていて素晴らしい作品です。
是非チェックしてみてください。