【 Netflix 】「 ダンシング・クイーンズ 」考察レビュー、テーマはLGBTQ

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ダンシング・クイーンズ
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映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム@リリヲさんからの投稿レビューです。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

ABBAの「 ダンシング・クイーン 」ではありません。

韓国でまぁまぁヒットした「 ダンシング・クイーン 」でも、同じくドラァグクイーンを扱ったネトフリのリアリティ番組「 ダンシング・ドラァグ・クイーン 」でもなく、

スウェーデン発ハッピームービー「 ダンシング・クイーンズ 」です。

多様性が叫ばれる現代社会で、互いを補い合い発展させていく人間関係の素晴らしさを描いたダンスも音楽も最高にアガる!

掘り出し物です。

目次

ダンシング・クイーンズ

ダンシング・クイーンズ
©ダンシング・クイーンズ

公開日

2021年6月3日

原題

Dancing Queens

上映時間

111分

キャスト

  • ヘレナ・ベリストローム(監督)
  • モリー・ナトリー
  • フレドリック・キニョネス
  • マリー・ヨーランソン

予告編

なし

公式サイト

ダンシング・クイーンズ

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

感想レビュー

ダンシング・クイーンズ
©ダンシング・クイーンズ

温故知新の精神。

本来、ドラァグクイーンの意味は、LGBTQの男性が自分の性を主張するための「 女装 」ではなく、女性をパロディで表現するパフォーマンスなので、

近年では女性もやるし、女性だからやってはいけないということはない。

しかし、今作では新しいものを追及する振付師ビクトルですら主人公ディランの才能に対し「 男じゃなくて残念 」と、無意識に旧来の固定観念に縛られている。

しかし、若者もダンスについていけない高齢のディーバも男も女も関係なく、皆で進むことを選択した彼らは、互いの欠点を補い合い、

温故知新の精神でなくしてはいけない心を継承しながら挑戦を続けてゆく。

この外見ではなく、ダンスの実力と人間性で、互いを認め合う関係性は「 最強 」と言えるだろう。

ありのままでいることの難しさ。

ディランの家族は、母の死で互いにありのままの感情を出すことができなくなってしまう。

優しい気遣いに救われることもあるけれど、時としてその気遣いに傷つけられたり、苦しんだり。

ディランは祖母に背中を押され、故郷から離れることで、これまで抑圧してきた自分、母の死の悲しみに浸れなかった自分を知り、初めて泣くことができた。

祖母はそんなディランの苦しみも知った上で、背中を押してくれたのではないだろうか?

ディランはクラブのメンバー、サシャにも「 なぜ打ち明けられないと思ったの?」と言われてしまう。

多くの場合、ありのままでいられない壁を作っているのは相手はなく自分自身なのだ。

まとめ

ダンシング・クイーンズ
©ダンシング・クイーンズ

スウェーデンの海辺の街と音楽と主人公たちのしなやかなダンスがバランスよくマッチしていて、大型エンタメみたいな派手さはないけれど、MVみたいで心地よい掘り出し物だった。

サントラ買いに行かなくちゃ!

ダンシング・クイーンズ

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