映画ライフ楽しんでますか? 今回は、ペンネーム@小松糸からの投稿レビューです。
絵の才能はあるが、いまいち芽が出ない漫画家・山城は、殺人鬼・両角の犯行現場に偶然に居合わせてしまう。
それをきっかけに漫画を執筆し、ブレイクする山城。
とある事件をきっかけに、彼の運命が狂っていく。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
キャラクター

公開日
2021年6月11日
上映時間
125分
キャスト
- 永井聡(監督)
- 菅田将暉
- Fukase(SEKAI NO OWARI)
- 高畑充希
- 中村獅童
- 小栗旬
予告編
公式サイト
作品評価
[rate title=”5つ星”]
[value 3]映像[/value]
[value 4]脚本[/value]
[value 4]キャスト[/value]
[value 3]音楽(BGM)[/value]
[value 3]リピート度[/value]
[value 4]グロ度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value]
[/rate]
感想レビュー

公開前からとても期待値が高く、自分なりにストーリーを想像していたので、映画を見るのは「 答え合わせ 」のような気持ちでした。
映画「 セブン 」に対するリスペクトのような瞬間もあり愛を感じた。
劇中に度々出てくる「 サイコパス 」というワード。
個人的な意見として、サイコパスというのは、一見普通そうな人がとんでもない殺人鬼だった、というような状態を指しているように思える。
そのような人が社会で生活し、もしかしたら隣の人が?
となるのが恐怖なのであり、今作の両角のようなキャラクターは、やばい人がやばいことをしている、というふうにしか見えず、サイコパス像はいまいち掴めなかった。
「 4人家族を幸せの1単位として考える宗教 」に入信する両親を持っていた両角。
その過去が、4人家族のみを彼の殺害の対象にした。
考察点レビュー
彼は生まれてはいけない3人目だったのではないかと推測する。
3人でも5人でもダメ。
4人でなければ幸せではないとされる中で、彼は5人目の家族として生まれてしまった。
そう考えたら、この映画は大体の辻褄が合う。
この宗教が世に明るみになるきっかけは、この4人の定義が崩れたこと。
だとすると、彼は5人目であり、4人家族に強い恨みを抱いていたと推測した。
両角の過去や宗教のことはあまり触れられてなかったので、スピンオフや映画第2弾などがもしあれば、そこで明かしてもらいたいと思った。
まとめ

「 人を殺すと2日寝込むくらい大変なんだよ 」という両角のセリフから、彼もしっかりと血の通った人間であり、人が人を殺すということの残虐さを余計に際立てた。
予告でも出てきた、両角が暮らすアパートは両角役の深瀬さんが制作したそう。センスが光っていて狂気を感じた。
映画、漫画、小説と、全ての作品で展開が違うらしい。他の2つも知りたくなった。
両角役の深瀬さんは今作が映画デビュー作だが、こんなにめちゃくちゃな役でデビューしたら、これから先、どんな役たちが彼を待っているのか、とても楽しみだ。