「 また、あなたとブッククラブで 」考察レビュー、チャレンジする者に年齢は関係ない

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また、あなたとブッククラブで
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映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@ayahhi)さんからの投稿レビューです。

平均年齢74歳、傷も富も老いも抱えた女性4人のラブコメディ。

年齢を重ねてこそ、冒険を諦めない姿勢に心が温まる作品です。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

また、あなたとブッククラブで

また、あなたとブッククラブで
©また、あなたとブッククラブで

公開日

20201218

原題

Book Club

上映時間

104

キャスト

  • ビル・ホルダーマン(監督)
  • ダイアン・キートン
  • ジェーン・フォンダ
  • アンディ・ガルシア

予告編

公式サイト

また、あなたとブッククラブで 

作品評価

[rate title=”5つ星”]

[value 4.5]映像[/value]

[value 5]脚本[/value]

[value 5]キャスト[/value]

[value 3]音楽(BGM)[/value]

[value 3]リピート度[/value]

[value 2]グロ度[/value]

[value 4.5 end]総合評価[/value]

[/rate]

感想レビュー

また、あなたとブッククラブで
©また、あなたとブッククラブで

好きだった点

年齢を重ねても冒険を諦めない主人公たちの姿勢は、見ていて勇気が出ます。

70年以上も生きていれば、悩みや傷・築き上げたモノ・変えられないモノも当然抱えているものです。

それを何とか受け止めながら、それでも生きている限りは、明日に希望をもってチャレンジを重ねていく。

そんなムードが作品の中に流れ頼もしかった。

私たちは加齢についてネガティブになりがちですが、今は人生100年時代。

こうした姿勢は、そろそろ一般化してもいい頃合いなのかなと。

新たな時代の風を感じられる部分にも好感が持てました。

嫌いだった点

登場人物が愛せる人たちばかりで、嫌いな点は見当たりません。

主人公4人が築いてきたキャリアがあまり言及されていない点が、不十分かなと思いました。

あたかも4人が、恋愛やセックスにばかり一喜一憂しているような印象を受けます。

彼女たちは70年以上の人生を生き、文化的で教養にあふれた面を持っており、だからこそ魅力があると思うのです。

そうした大人の内面の豊かさを、もっと描いてほしかったなとも感じます。

見どころ

恋に戸惑うダイアンが、飛行機は怖いのにセスナに乗り、セドナの風景を空から見下ろして魅了されるシーン。

年齢を重ねても冒険をあきらめない姿勢に涙しました。

一目惚れに戸惑ったり、セックスレスに悩んだり、元夫に執着したり、パートナーに素の自分を見せられなかったり。

彼女たちの悩みは誰にでも起こり得ることだし、それこそ年齢は関係ない感情。

もちろん感情移入しますし、何歳になっても、その気持ちを持つことは恥ずかしいことじゃない。

その方が人間らしくて、愛おしいものなんだ。

というメッセージが、多くの人に届いてほしいなと思いました。

考察レビュー

©また、あなたとブッククラブで

監督は下記のように語っています。

「 社会やハリウッドでは、年齢による差別がはびこっていて、ある年齢を迎えると自分の存在意義は終わったと考えるようになる。 」

「 社会認識なんて気にする必要なんかない。克服すべき唯一の障害は、自分の考えだけなんだ。 」

現代社会では、加齢によって価値がなくなっていく考え方が一般的ですよね。

自分の人生や価値観は、社会にその判断を委ねるものではありません。

自分で育み、認め、積み重ねていくものです。

だから、むしろ加齢というのは価値が増していくことですらあると思うのです。

「 もういい年だから 」

「 いい年をして、みっともない 」

そんな風に口にすること自体が世間の常識になっていますが、本当にそうなのか?

何歳だってチャレンジしてもいいし、欲望もある。

物分かりのいいフリをしてチャレンジから逃げてはいないか?

と問いかけられているような作品です。

登場人物たちが、やけに裕福な点が不自然とも思いました。

第2の人生を豊かに歩んでいる彼女たちは、お金に不自由していないという共通項があるので、やはりお金は大事なんだなと。

複雑な気持ちになりました。

まとめ

また、あなたとブッククラブで
©また、あなたとブッククラブで

年齢を重ねても冒険を諦めない。

ということが成熟であり、洗練であり、教養だと勇気づけられる作品です。

世間一般で言われるような「 年齢に相応しい 」という態度は、時として私たちを制限し閉塞感を与える場合もある。

そこに縛られることなく生きている限り、自分の心の声に耳を傾け、その思いを実現していく大事さに気付かせてくれる心温まる作品です。

また、あなたとブッククラブで

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