
今回は、ペンネーム@流理英さんからの投稿レビューです。
タイトルの「アマンドラ」とは、一体何か?
家族愛、兄弟愛を描いた感動作でした。
悲劇ですが、時代を切り取った作品だと思います。
画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
目次
アマンドラ


公開日
2022年1月21日
原題
Amandla
上映時間
106分
キャスト
- ネリナ・デ・ヤーヘル (監督)
- レモハン・ツィパ
- タビソ・マソティ
- ターボ・ラメッツィ
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
考察レビュー


時はアパルトヘイト政策下の南アフリカ。
自由を取り戻すために奮闘した黒人たちの長い闘いは「 Power to the people 」を意味する「 アマンドラ 」という合言葉に支えられていたようです。
その合言葉が、タイトルに使われているのですが、その言葉が使われた場面は、白人の家のドアに血の文字で書かれた、1シーンだけです。
ネルソン・マンデラ氏が出演した映画で「 アマンドラ!希望の歌 」というタイトルのものがあるようで、「 アマンドラ 」という言葉は、メジャーなものかもしれません。
主人公格の黒人兄弟が、白人の少女と仲良くしていることがキッカケで、白人男性3人組に黒人兄弟の両親が殺されます。
黒人兄弟はなんとか逃げて生き延びますが、今度は黒人のギャングとトラブルになります。
白人にも黒人にも酷い仕打ちを受け、何が正しくて何が悪いのか、考えさせられる作品でした。
印象的なシーン
黒人兄弟の兄が同じ黒人のギャングによって、幼馴染みの白人少女に暴行を強いるシーンが残酷で印象に残りました。
しかも、その白人一家の部屋のドアに、「 アマンドラ 」という言葉が書かれていたのも、印象に残った理由の1つです。
無力感を覚え、アパルトヘイトについて考えさせられました。
まとめ
人種差別は決してあってはならない、ということをこの作品を観た後に思いました。
悲劇しか生みません。