【 Netflix 】「 希望のカタマリ 」考察レビュー、原作の学園ヒューマンドラマを実写化

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希望のカタマリ
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映画ライフ楽しんでますか?

今回は、ペンネーム(@bon)さんからの投稿レビューです。

若かりし日の記憶が蘇る。

友人との学園生活、母親とのほんの少しのすれ違い、仄かに漂う青春の香り。

才能豊かで人望もある少女が、様々な困難に見舞われながらも夢に向かって少しずつ進んでいく様は、あの煌びやかで懐かしい学園生活の記憶を思い出させてくれます。

画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

目次

希望のカタマリ

希望のカタマリ
©希望のカタマリ

公開日

2020828

原題

All Together Now 

上映時間

93

キャスト

  • ブレッド・ヘイリー(監督)
  • アウリイ・クラヴァーリョ(主演)
  • レンジー・フェリズ
  • ジャスティナ・マシャド

予告編

公式サイト

希望のカタマリ

作品評価

  • 映像
  • 脚本
  • キャスト
  • 音楽
  • リピート度
  • グロ度
  • 総合評価

感想レビュー

希望のカタマリ
©希望のカタマリ

好きだった点

マシュー・クイックの「 Sorta Like a Rockstar 」を原作とした学園ヒューマンドラマ。

今作はアンバー(主人公)の人生がフォーカスされていて、学園ヒューマンドラマにありがちな恋愛描写は少なかった。

物語は変に伏線もなくシンプルに作られていて見やすい仕上がり。

前向きな性格で才能溢れる主人公が、大きな壁にぶつかったとき、今までの善行によって周りの人たちに救われてまた夢に向かって進んでいく。

美しい友情関係は学生時代を思い出させてくれる。

劇中であまりスポットを浴びていなかったが、アンバーの友人であるジョーダンを演じたテイラー・リチャードソンが素敵だった。

嫌いだった点

アンバーの母親(ベッキー)の彼氏(オリバー)が全く出てこなかったので少しくらいは出しても良かったのでは?

アンバーの友人たちについても深く掘り下げられていなかった点もあり、物語自体が淡白すぎかと。

物語がシンプルで見やすい点は良かったが、もう少し物語に抑揚をつけてほしかった。

見どころ

アンバーとタイが2人で別荘に行き、大学受験のために歌を練習するシーンは良かった。

普通は男女2人で別荘なんてベッドシーンがあっても可笑しくないが、そういったシーンは全くなく、タイの優しさが溢れる美しいシーンだった。

別荘や風景も美しく癒されるシーンだった。

考察レビュー

希望のカタマリ
©希望のカタマリ

原作を拝読していないので、どこまで原作に忠実だったか気になるところではある。

アンバーが大学受験に挑む直前で映画が終わってしまうが、その後が気になって仕方がない。

このような学園ヒューマンドラマだと、合格して終わり。

というパターンが定番だが、あえて書かなかったのには何かを感じる気がする。

アンバーの目標であったカーネギーメロン大学への入学を書かなかったのは、まだ夢の途中であり、アンバーの物語は終わっておらず、これからもっと様々な事が起こる。

という意味を示唆しているのかもしれない。

ベッキー(母親)がなぜオリバーと付き合うようになったのか?

ベッキーがなぜ禁酒をするようになったのか?

がほとんど描かれていなかったので、それまでの経緯が知りたかった。

物語の中心はあくまでアンバーだが、主要人物の1人であるベッキーについて掘り下げなかったのかは疑問が残る。

まとめ

希望のカタマリ
©希望のカタマリ

前向きで才能豊かでありながら、他人への甘え方を知らない若者。

四苦八苦しながらも良い方向に人生が流れていく様は、フィクションでありながらリアリティを感じられた。

各キャラクターの顔がしっかりと記憶に残るのでキャスティングは良かったと思う。

ラブロマンスが苦手な私としては恋愛要素の少ない本作はとても見やすい1本であった。

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