映画ライフ楽しんでますか?
今回は、ペンネーム(@nori)さんからの投稿レビューです。
私自身初めてのインド映画で、とても楽しめました。
先日公開されたばかりなので、映画レビューサイトのFilmarksなどで視聴数は少ないですが、今後話題になりそうな作品です。
そこで一足先に感想を書いてみようと思います!
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
AK vs AK

公開日
2020年12月25日
原題
ak vs ak
上映時間
109分
キャスト
- ヴィクラマディティア・モトワニ(監督)
- アヴィナシュ・サンパト(脚本)
- ヴィクラマディティア・モトワニ(脚本)
- アニル・カプール
- アヌラーグ・カシャップ
予告編
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
1番のポイントは、カメラを回す1人の大学生の視点でストーリーが進んでいく点。
近年「 ワンカット撮影 」手法が話題になっており、今作もいい意味でその手法を取り込んでいます。
そのため、見ている自分もその場にいるような、アニル・カプールと一緒に振り回されているような感覚になりました。
途中、愛娘の捜索うまくいかず、苛立つアニルと同じ心境になり「 早く進めよ、この映画本当に面白いのか?」って思ってしまいました。
そこは監督ヴィクラマディティア・モトワニ氏の思惑通りで、作品をラストまで見ていると、まんまと騙されていることに気付く。
その瞬間の爽快感と高揚感は、たまらなかったですね!
2つ目の注目ポイントは、続編の可能性を示唆したラストになっている点。
「 実現もあるんじゃないか? 」と思える程に面白かったので、次回作を楽しみに待ちたいですね。
嫌いだった点
中盤カタカナの名前が会話の中に多く登場するので、誰が誰だか分からなくなってしまう瞬間がありました。
鑑賞する人は、しっかりと集中してストーリーを追って下さいね。
見どころ
今作は、実在する映画監督(アヌラーグ・カシャップ)と映画俳優(アニル・カプール)が、そのまま物語の主要キャストになっています。
アヌラーグ・カシャップはインドではお馴染みの映画監督でして、作中でもカリスマ的な人気を誇っています。
途中、映画「 血の抗争 」についてアニルがアヌラーグに対して物申す場面がありますが、これは実際にアヌラーグが手掛けている作品です。
他にもインド映画を見ている人だったら笑えるんだろうなあ。
という会話のやり取りがいくつもあるのですが、私はインド映画に初挑戦だったので、残念ながら追いてけませんでした。
しかし、そういった内輪ネタが理解できなくても、作品自体は存分に楽しめますのでご安心下さい。
アニル・カプールは、今作を含めてNetflixだけでも9作品に主演している実力派俳優です。
これまでのキャリアに対する自信満々なセリフが劇中いくつも垣間見えます。
これはアニルの本心なのか?
あくまで台本なのか?
想像すると笑えます。
考察レビュー

今作は「 映画業界を志す学生向けの対談イベント 」がキッカケでストーリーが進展。
人々が街中で映画監督に写真を求め、駆け寄るシーンもあります。
インドでは本当にそれ程までに映画熱が高まっているのかが気になったので、調べてみました。
ユネスコの統計によると、2017年の映画製作ランキングは第1位となっており、本数はなんと驚異の1986本。
2位の中国(874本)、アメリカ(660本)と比較しても、圧倒的な数字です。
昔から国民の代表的な娯楽として親しまれてきた事実、映像コンテンツに必須である豊富なAT人材が、国内だけでも300万人を超えるなど。
これがインド映画を支える大きな要因と言えるでしょう。
今後ますます発展していくであろうインドの映画市場に注目ですね!
まとめ

AK vs AK 」は、インドの映画事情や時代背景まで含めて楽しめる作品でした。
カメラワークやテンポ感は計算されており、視聴者が飽きない内容となっています。
途中で触れましたが、次回作が見られるのかどうか、本当に期待が膨らみますね。
インド映画に初めて触れた私ですが、初挑戦の作品が今作で良かったと心から思います。
これからも追いかけていきたいです。
以下、Filmarksで好評を獲得しているインド映画をいくつか記載します。
- 「 シカゴ7裁判 」(2020年)
- 「 きっとうまくいく 」(2013年)
- 「 パットマン 5億人の女性を救った男 」(2018年)
- 「 女神は二度微笑む 」(2015年)