今回は、ペンネーム( @パラム )さんからの投稿レビューです。
クリスマス時期に見たい最高にハッピーな物語。
この冬もあなたの心を温めてくれることでしょう。
画像の引用元:IMDb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)
カリフォルニア・クリスマス

公開日
2020年12月14日
原題
A California Christmas
上映時間
106分
キャスト
- ショーン・ポール・ピッチニーノ(監督)
- ローレン・スウィッカード
- ジョシュ・スウィッカード
予告編
なし
公式サイト
作品評価
- 映像
- 脚本
- キャスト
- 音楽
- リピート度
- グロ度
- 総合評価
感想レビュー

好きだった点
この記事が掲載される頃にはクリスマスはすでに終わっているかもしれませんが、やっぱりどこの国でもクリスマスのキラキラ華やかな雰囲気は同じ。
一言でいうなら「 ハッピー 」そのものです。
今作ではクリスマス感ある演出といったらラストくらい。
それまではひたすら田舎での牧場シーンが続きます。
本来ならリッチな生活をしているはずのジョセフが、子牛の出産に始まり、牛の乳搾り、薪割り、鶏との追いかけっこなど、慣れない重労働に励む姿が健気でとても可愛い。
またそんな彼を容赦なくこき使う牧場主であるキャリーとのやり取りも面白くてほんわかします。
ちなみに実生活でもパートナーだというこの2人、普段もこんな感じなのだろうかと勝手に想像して幸せな気分に浸ってしまいます。
嫌いだった点
みんなが幸せになる。
それはとても素晴らしいことです。
でも登場人物全員がハッピーエンドとなるので、どことなく物足りなさを感じてしまうかもしれません。
山あり谷ありといったシチュエーションが見る側をハラハラドキドキさせ夢中にさせるものですが、今作では大した障害もなく身分の違う2人がアッサリとくっつき幸せになってしまうのです。
ストーリー的にも、王道中の王道。
資産家のイケメン息子が、牧場を買収するため牧場へ向かうも、誤解から牧場で働くことに。
そこで美しい女性と出会い、いつしか心を通わせるようになるという物語。
ベタな展開が苦手な人には向かない作品です。
見どころ
カリフォルニアの雄大な景色。
特にラスト、青々としたワインの木たちが陽に照らされ輝きながらどこまでも続いていく様は圧巻。
キャリーの亡き父が残してくれた「 ベン&ウェンディ・ベルネ 」という名の農園がこれからどんな明るい未来をもたらせてくれるのだろうか?
と希望を感じさせます。
恋する2人ジョセフとキャリーはもちろん、不可欠な存在だったジョセフの執事と「 本物 」のマニー。
一見不釣り合いな2人が、お互いが好きなもの「 ワイン 」と「 ゲーム 」を通して交流を深めていく様は微笑ましい。
考察レビュー
ジョセフをとても警戒していた恋敵ともいえるコナーがアッサリ引き下がるのはなぜか?
ジョセフの母もあれだけ土地を買収したがっていたのに引き下がります。
コナーもジョセフの母も、これほどまでに一生懸命になる彼を前に安心したのだと思います。
だからこそコナーはキャリーを想って身を引き、ジョセフの母も初めて見るわが子の姿に胸を打たれ全てを託そうとしたのでは?
まとめ

夫婦として実生活でも愛し合っている2人の演技を見るのは正直照れます。
素直な気持ちで見ればとても幸せなストーリーなので、難しく考えずにハッピーな気分に浸りたいという方にはいいと思います。
続編も決定しているそうなので期待も高まります。